レスパイト施設の所長が来た。
長男が夏休みに利用した、レスパイトサービスの所長が集金に来た。自立支援法がらみで本当に忙しいらしく、本当は集金も10日頃のはずだったのが今日になった。最近の長男の様子を話した。私に対して暴力をふるうのが多くなってきたこと。特にダンナが出勤してしまった後、荒れることが多い。弟たちの首を絞めたり、言葉で脅したり、電話している私のみぞおちをいきなりパンチしたりすることもある。思春期にさしかかってきて、混沌とした中で不安になっているのか・・・。所長に話すと、「思春期に入ってきてるんですね。それは障害あるなしにかかわらず、誰でも通る道ですね。でも彼の場合はストップがかかりにくいことがあるから、おおごとになってしまいますね。」「もうちょっと大きくなれば、エロ本とか性的な部分に気持ちが向くようになってくるけれど、またそんな段階じゃない。だけど何だかわからない不安に翻弄されているような感じだと思いますよ。だから何か発散する必要がありますよね・・・。土曜に何かイベントを考えて、僕が電話で直接長男くんを誘ってみてもいいですか?」二男が野球を始めるので、さらに遊び相手が少なくなってしまう長男。だから好都合。三男は適当に野球につきあわせられる。自立支援法関連の説明会やら研修会が何度かあるのだが、もらうたびに資料の内容が違い、まだ変わるかも知れないなんていうことらしい。これからどうなるか、誰にもわからない。現場も本当に困っているらしく。学校への送迎が本来はできないらしい。じゃあ、障害を持つ子を抱えるシングルマザー・ファーザーはどうするの?「死ねってことですか・・・フルタイムの仕事なんて出来ないですよね。」と所長。市町村として障害児のための学童保育事業が始まるそう。レスパイトと学童保育とどう違うの?もちろん前者は介護者の負担を少なくするため、後者は働く親を支援するもの。レスパイトでは公園に遊びに行ったらいけないらしい。個別に支援計画を立てて、公園には遊びに行くのではなく「歩行訓練」であったり「社会性の訓練」「運動」ということになるらしい。学童保育は「遊びに行く」でいいらしく、市町村への個別報告は必要ないらしい。ただそれで経営が成り立つのかな。就労まで話は進み、先日就労支援施設を見学した話をしたところ。「定着率はそんなに高くないはずですよ。障害者を雇用したことで得る補助金目当てで雇用して、皿を割ったからとか何とか適当な理由をつけて解雇する業者が少なくないですから。解雇すれば退職金も払う必要がないわけで。それでまた別の障害者を雇い、また適当な時期に適当な理由で解雇する、ってことがしょっちゅうですからね。」「雇ったということで、作業させず、ただ畳の部屋に1日ぶち込んでるってこともありましたよ。」はあー現実は厳しーい!!「ヤマト運輸などはともかくとして、障害者雇用の実績のない企業とか規模の小さな会社に子供を任せるのは不安なことが多いですね。それなら、お母さん、農地を借りて会社を作って農作物を生産したらいいんですよ!」私「じゃあ先生、10年後に一緒にやりましょうよ。私は友達集めたり土地探したりしますよ~」などと将来のビジョン話したり・・・玄関で約1時間。ご近所は~しつこいセールスにやられてるんとちゃうか~って思ってたりして・・・。まあいいとして。とにかく市町村も現場も何が何やらわけがわからないらしく。利用できる日数も削られるかも知れない。10月の所長の誘いに、長男が乗ってくれるかな?レスパイトサービスは高校卒業まで利用できる。所長はまだ若く長い付き合いができそうだ。本人がそこへ行くとほっとできる場所、地域に理解者が一人でも多くほしい。