|
カテゴリ:タイガース
浜ちゃん頑張れ3冠王だーーーーーーーーーー
----------------------- 昨日の試合結果 横浜静岡○10-2 オクスプリング(1)先発・オクスプリング 来日初勝利 濱中 2本のホームランを放ち両リーグ10号一番乗り 矢野 今季第1号の2ランホームラン 金澤-能見-ダーウィンで4回無失点リレー 浜ちゃん10号!両リーグ1番乗り ---------------------------------- 2本のアーチが、静岡・草薙球場のバックスクリーンに吸い込まれた。阪神・浜中治外野手(27)が開幕19試合目にして、10号に到達。阪神では90年の岡田(現監督)以来の両リーグ10号一番乗りとなった。今季1号を放った矢野輝弘捕手(37)も復調気配。勝率も5割に戻し、猛虎再進撃の始まりだ! ------------------------------------------------------------------------------- 息を潜め、次の1球を待った。この打席、この1球で、試合の趨(すう)勢は決まる―。誰に教えられたわけでもない。天性のきゅう覚で、そう感じ取った。 三回。赤星、金本の適時打などで3点を先制し、なおも二死一、三塁。門倉がカウント1―0から投じた2球目は、真ん中低めへの128キロフォーク。浜中は、この球を待っていた。 握り締めた相棒が、鋭い弧を描きながら白球をはじく。中堅後方を痛烈に襲った打球。背走する金城を瞬く間に置き去りにすると、そのままバックスクリーンに突き刺さった。今季9号3ラン。序盤早々に飛び出したトドメの一発だ。 「前の打席はフォークで抑えられた(二飛)ので、そのボールを狙ってました」。注文どおりの球種とはいえ、あまりにも見事な一撃。「センターが狭いので、入ると思いました」。あんな打球、どこで打とうがホームランだ。 両翼91メートル、中堅フェンスまで115メートルの草薙球場。打席から見たスタンドが、やけに近く感じた。それでも浜中は、自身にこう言い聞かせた。「大振りにならないように気をつけよう」。自然体―。近況の好調を支える、究極のスイングだ。 力まないからこそ美しいその弾道。9―2の八回には、無死から2番手・秦の直球を一閃(せん)。「詰まってたんで『入らないかな』と…。球場に助けられましたね」。無欲の打球が、再びバックスクリーンを突き刺す。阪神では90年の岡田(現監督)以来、16年ぶりとなる両リーグ最速10号弾だ。 「そらオープン戦の調子から言うたらなぁ」。指揮官が目を細める。開幕スタメンを外れながらも、不屈の闘志でレギュラーを奪回。「もうこれだけ打ってるんやから、外されへんやろ」。いまや不動の6番右翼。浜中不在のオーダーなど、もはや考えられない。 「僕はホームランバッターじゃないんで…出来すぎです」。照れ笑いを浮かべながら、仲間の待つバスに乗り込んだ。打率・415と併せて2冠は変わらず。19打点も横浜・村田に4差と迫った。勝率5割復帰。2冠王のバットとともに、猛虎が再び、走り始めた。 <デイリーさんm(_ _)m> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[タイガース] カテゴリの最新記事
|