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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:イタリア映画
1998年 イタリア ロベルト・ベニーニ ニコレッタ・ブラスキ ストーリーは、ユダヤ系イタリア人グイドは、本屋開業のためやってきたトスカーナで、小学校教諭のドーラと出会う。やがて結ばれた2人は息子にも恵まれ幸せに暮らしていたが、戦争によって一家はナチの強制収容所へ送られてしまう。しかし、苛酷な収容所生活の中でも、グイドは笑顔を絶やさず、愛する家族の心と命を守るため、ある嘘をつく。絶望と死が支配する収容所の中、グイドの前向きな明るさと絶やさない笑顔が彼ら家族にやがて奇跡をおこす…。 この映画は、結婚する前に映画館で観ました。最近、WOWOWで放送されてたので久しぶりに観たのですが、昔以上にこの映画に感情移入出来ました。結婚して子供も出来てるこの現状でこの映画を観るとベニーニ演じる父親の愛情と優しさが痛いほど分かります。ほんま涙なしには観れない映画です。 あつぼうのお気に入りシーンは、ドイツ兵の通訳をかって出たグイドが子供の為にデタラメな通訳をするシーン。 「毎日、成績を拡声器で知らせる。最低得点の者は背中にバカと貼り紙をする。」 「減点になるのは次の三つの場合だ。一つ、泣き出す者。二つ、ママに会いたがる者。三つ、おやつを欲しがる者。こういうことは忘れろ。」 など全く見当違いな通訳をする姿は面白かった。 それとドイツ兵に捕まったグイドが息子のために茶化した歩き方で連れ去らる時も父親の息子を思う気持ちが出てて良かったです。 ホロコーストをテーマにした作品でここまで明るい映画が今まであったでしょうか?ホロコーストをテーマにするとどうしても残虐なシーンや目を覆いたくなるシーンが映像化されるけど、この映画にはその残虐さがないです。それでいてしっかりと子供や老人がガス室で虐殺されたって事実は観ているものに伝わってきます。 とにもかくにもあつぼうの映画史に残る名作です。 評価★★★★★(5.0)満点! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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