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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:アメリカ映画
2001年 アメリカ
ビル・パクストン マシュー・マコノヒー ストーリーは、米テキサス州ダラスのFBI司令部。捜査官ドイルは、全米を震撼させているテキサスの連続殺人事件を担当していた。殺人鬼は必ず“神の手(ゴッド・ハンド)”という謎の文字を現場に残している。だが、ドイルらFBIは依然として犯人を特定出来ず、頭を悩ませていた。ある嵐の夜、そんな彼らのもとへ、フェントンと名乗る男が訪ねてくる。男は、犯人は弟アダムで、数々の殺人を犯した後に自殺を遂げたと告げる。そして、弟にはある理由があったと付け加え、彼ら兄弟の少年時代まで遡るその恐ろしい物語を語り始めるのだった…。 このジャンルでは最近稀にみる秀作でした。俳優ビル・パクストンの初監督作なんですが、この力量は凄いです。誰でもかれでも監督になりたがる中でビル・パクストンは第2のメル・ギブソンになりうる監督手腕です。さらにこの映画に好感が持てるのは低予算で制作されてるところ。派手なアクションや無駄なCGを使わなくてもこれだけ良質の映画が出来るって事を証明した映画です。最近のハリウッドはなにかとCGとワイヤーに拘ってるのでこの映画を観て勉強してほしいです。 ジワジワと攻めてくるサスペンスなんですが、マシュー・マコノヒーの存在があってこそ、この映画の深みが増します。最近の彼は色々な役に挑戦してて好感が持てます。デビュー当時はハンサム路線に乗ってたのであんまり好きではなかったです。この映画を観てて分かったんですが、何か秘密があって苦悩する役って以外とハマリ役かも。この配役にも拍手です。 カルト的な宗教を信じる事によって人間がどのように変化するのかが分かります。実際にこういう人はいてると思います。神のために人を殺すなど殺人を正当化してそれを周りの人に押し付けていく怖さが凄く伝わってきます。観れば観るほど怖さが伝わってきました。 人間信じるものを間違えたら怖いって思った今日この頃でした。 評価★★★★☆(3.9) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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