505760 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

映画と小説の保管庫

映画と小説の保管庫

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

あつぼう〜

あつぼう〜

フリーページ

カテゴリ

バックナンバー

2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2005年04月26日
XML
カテゴリ:邦画
2002年   日本
寺尾 聰   樋口 可南子 

ストーリーは、東京に住む上田孝夫と美智子の夫婦。孝夫は売れない小説家、美智子は大学病院の有能な医師だった。ある日、美智子は流産をきっかけにパニック障害という心の病にかかってしまう。都会の生活にも仕事にも疲れきっていた2人は、孝夫の故郷である信州へ移住することを決心した。2人は移り住んだある村で、村の死者がまつられた阿弥陀堂で暮らしているおうめ婆さんを始め、様々な人々と出会った。喋ることが出来ない難病を抱える少女・小百合は、おうめが日々思ったことを書きとめ、村の広報誌に“阿弥陀堂だより”として連載していた。

あんまり期待して観なかったけど、期待以上の作品でした。タイトルからして宗教色の強い映画やと思ってたけど全然違いました。ストーリー的にも決して盛り上がりのある映画ではなく淡々と進んでいくけど、そこがいいんです。都会で時間に追われて暮らしてるあつぼうには癒し系の映画になりました。人間の暮らしの基本がこの映画にはあります。

この映画は奥信濃で撮影されたらしいけど、四季の変化が凄くうまく表現されてました。春・夏・秋・冬それぞれの美しさが映像を通して伝わってきました。おうめ婆さんの言葉で凄く心に残ったのがあるのでここに書きます。

春、夏、秋、冬。
はっきりしてきた山と里の境が少しずつ消えてゆき、一年がめぐります。
人の一生とおなじなのだと、この歳にしてしみじみ気がつきました。
お盆になると亡くなった人たちが阿弥陀堂にたくさんやってきます。
迎え火を焚いてお迎えし、眠くなるまで話をします。
話しているうちに自分がこの世の者なのか、あの世の者なのか分からなくなります。
もう少し若かった頃はこんなことはなかったのです。
恐くはありません。
夢のようで、このまま醒めなければいいと思ったりします。


このおうめ婆さんを演じた北林谷栄さんはもう90歳を超えてるのに素晴らしい演技をします。熟練の技なんでしょうか。なぜかその姿は可愛さまで感じてしまいました。さらに小西真奈美も素晴らしい。一言も喋らないのにその存在感は抜群でした。これからかなり期待してます。

洋画では味わえないものが味わえた邦画の秀作やと感じました。

評価★★★★☆(3.9)

阿弥陀堂だより 特別版 ◆20%OFF!<DVD> [AEBD-10155]







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年10月07日 01時29分10秒
コメント(4) | コメントを書く
[邦画] カテゴリの最新記事


日記/記事の投稿

お気に入りブログ

いつの間にか「猫の… New! 夢 みるこさん

よっちゃんの好奇心… よっちゃん☆☆さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
ネバーギブアップ☆ネ… ポルコ2003さん
La Rosa Negra ★chica★さん

コメント新着

ヘカチュウ@ Re:アバラット(08/21) これってもう映画化されてるんですか? …
パニー@ Re:石巻から帰ってきました(05/22) お帰りなさい。 読ませて頂いて、やはり…
あつぼう~@ chicaさん 肉体的にも精神的にも大変やったけど充実…
あつぼう~@ chicaさん 肉体的にも精神的にも大変やったけど充実…
りらっくままハッシー!^o^@ Re:ゾンビランド(05/23) コレ、結構面白いらしいって聞いてたので…
chica@ おかえりなさい! きっとすごく大変な作業だったのでしょう…
chica@ ゾンビー こういうゾンビ系は私も、ちょっと可笑し…
あつぼう~@ kiy*さん 凄く大変な作業やったけど充実していたの…

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X