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カテゴリ:海外文庫
ストーリーは、愛人と別れ、パリを離れた彫刻家マルトーは、テキサスの別荘に落ち着いた。その彼のもとを、謎の美女が訪れる。妹の裸像を制作してほしい、というのだ。訝りつつも依頼を引き受けたマルトーは、モデルになる妹との対面に衝撃を受ける。女は完璧な美貌とグロテスクな異形を併せ持っていた。そして、二人の女の意外な過去が次々と明かされる―。
今までデイヴィッド・L・リンジーの作品を読んでる方には、ちょっと以外な作品になってると思います。 主人公が今までのようにFBIや刑事ではなく彫刻家になってるので今までの作品にはない新しい要素が満載です。 それでいて謎めいた展開で奥が深い作品になっています。最後の最後まで先が読めないです。 昔ながらのリンジーファンには少し物足りなさも残ると思うけど、新しいリンジーワールドを楽しんでみてはどうでしょう。 いつも通り簡単には終わらない彼の作品は一読の価値ありです。 出版の時に作者自らカットしたエピローグを読んでみたくなりました。 評価★★★☆☆(2.9) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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