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カテゴリ:海外文庫
ストーリーは、晩秋のロンドンで、四歳の少女ルーシーが何者かにさらわれた。
誘拐犯からの接触がないまま、翌日、切断された手だけが発見され、警察を嘲笑うかのように、その後も凶行は連続する。 だが、犯人の真の狙いは、想像を絶するものだった!最後に明かされる衝撃の事実が事件を一変させる アンドリュー・テイラーの【Requiemu for an Angel】シリーズの第一弾が本書です。 本書は現在のロンドンを舞台に被害者と加害者を交互に描いた3人称作品です。 3人称にした事によって子供を誘拐された被害者の苦悩や、子供を誘拐した加害者の背景など緊迫感があってよかったです。 断片的に加害者の幼少時代の苦悩などが挿入されているので、なぜこのような事件を起こすようになったのかが分かります。 いくつかの謎を残して幕を閉じるのですが、続編では過去にさかのぼる事によってこの謎が解き明かされていくらしいです。 評価★★★☆☆(3.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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