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カテゴリ:海外文庫
ストーリーは、ノースカロライナ・テネシー州境ナンタハラ国有林―親友とのキャンプで12年ぶりにこの地を訪れたメアリー・クロー。チェロキーの血を引く異色の検事補としてアトランタで名を馳せる彼女には、かつてここで母を殺された忌まわしい過去があった。色褪せぬ故郷の美しさは古傷を癒やし、つかのまの休息を約束してくれたかに見えたが、その先には予想だにしない狂気が待ち受けていた。自然の猛威と人間の悪意が交錯するとき戦慄のサバイバルゲームが始まる。
困難な状況によって3人の女性が強く成長していく姿は、面白かった。 主人公達がバリバリのキャリアウーマンという設定がハラハラドキドキ感を煽ります。 サバイバルゲームの相手は山を知り尽くした凶悪犯。 それに対抗するのがキャリアウーマン。どうみても勝ち目のない勝負なんですが、女性の友情や絆で乗り越えていくんです。 読んでいて白人によって「文明化」を強要されても独自の文化を創り出し維持し続けるチェロキー族の生き方や言葉は急ぎすぎる現代人を立ち止まらせる力がみなぎってます。 この作品ではいくつかの謎が残るのですが、それはこれからの続編で明らかにされるらしいです。 評価★★★★☆(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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