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カテゴリ:海外文庫
ストーリーは、21世紀半ばのニューヨーク。ブロードウェイの高層ビルでシャロンという名の娼婦が射殺され、女性警部補イヴが捜査の指揮を命じられた。
シャロンは著名な上院議員の孫娘で、凶器は前世紀の拳銃、現場に残された紙片には<六の一>と書かれていた。 イヴは、そのビルのオーナーである謎めいた大富豪ロークを容疑者と見なす一方、心ならずも彼に惹かれていく。 だが、やがてふたたび娼婦殺害事件が発生、現場には<六の二>と記された紙が……。 今から50年近く未来を舞台とした異色のラブ・サスペンス。 J・D・ロブとは、ノーラ・ロバーツのもう一つのペンネームなのでロマンティックなシーンは文句なしです。 今作ではミステリーが中心なのですが、近未来を舞台にしてる事もあって作者なりに一つの世界を作りあげています。 本当に近未来はこういう風になってるのかって考えさせられました。 斬新なアイディアとしては拳銃大国アメリカで法律で拳銃所持が違法となってました。 こういうところに拳銃に頼ってるアメリカ人への警告もあるのかも。 主人公のイブは本当に魅力的です。 過去のトラウマに悩まされながらも自分自身を持っていて事件に真正面から挑んでいく姿は凄く応援したくなりました。 これからのイブ&ロークが気になるので、どんどん読んでいきたいと思います。 評価★★★★☆(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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