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2006年03月22日
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カテゴリ:アメリカ映画
2003年  アメリカ
ジョン・キューザック  ダスティン・ホフマン  ジーン・ハックマン
レイチェル・ワイズ

ストーリーは、ある朝、ニューオーリンズの証券会社で銃乱射事件が発生。犯人は16人を死傷させ、最後には自殺した。そして、この事件で夫を失った女性セレステが地元のベテラン弁護士ローアを雇って、犯人の使用した銃の製造メーカー、ヴィックスバーグ社を相手に民事訴訟を起こす。2年後、いよいよ裁判が始まろうとしていた。被告側は、会社の存亡に関わるこの裁判に伝説の陪審コンサルタント、フィッチを雇い入れる。彼は早速あらゆる手段を駆使し陪審員候補者の選別に取り掛かる。やがて陪審員団が決定するが、その中には謎に包まれた男ニックも含まれていた。

ジョン・グリシャムのベストセラーを映画化すると本当に面白いものが出来ますね。
結構原作に忠実に映画化されるので原作のファンでも納得出来るのではないしょうか。
いつも感心させられるのが、グリシャムの知識の豊富さです。
あの手この手で読者を唖然とさせる裁判の技に惚れ惚れします。
ジョン・グリシャムが好きな方にはフィリップ・マーゴリンを読む事をオススメします。
この人もグリシャムに負けず劣らず素晴らしい裁判ものの小説を書きます。

さて映画の方ですが、最後まで息をつかせないがぐらい全編緊張感が漂ってます。
骨太でありながら凄くバランスの良い映画です。
陪審員1人1人の葛藤も巧く描かれてたと思う。
陪審員制度を逆手にとった映画やけど、主人公達の気持ちは理解出来る。
アメリカにとっては拳銃の問題って根が深くて簡単には話し合いも出来ないんですね。
銃の製造メーカーと政治家に癒着があるんやろうけど、遺族の事を考えるとこういう裁判は実際にどんどんやっていいと思う。

ジーン・ハックマンとダスティン・ホフマンが初共演した事でも話題の映画やけど、てっきり昔に共演してるものやと思ってた。
こんな偉大な演技派2人よりもジョン・キューザックの演技が素晴らしかった。
個人的にはレイチェル・ワイズが好きなんで彼女も良かった(笑)。

日本人であるみなさんも陪審員として出廷しなくてはいけない日が来るので、ちょっと勉強がてらにどうぞ!

評価★★★★☆(4.2)

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最終更新日  2006年03月22日 22時08分20秒
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