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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:邦画
2004年 日本 ダンカン 渡辺いっけい 高橋ひとみ いしのようこ 温水洋一 ストーリーは、夏休み。全国から集まってきた7組の親子が河原でキャンプをしていた。ところが、7人の子供たちは一様に浮かない顔をしている。親たちのよそよそしい態度に違和感を覚えていたのだ。それもそのはず、彼らは常日頃子供に虐待を繰り返すなど問題を抱えた親ばかりだった。そしてこのキャンプは、そんな親たちが多額の報酬と引き替えに、子供たちの臓器を提供するための場となっていたのだ。無愛想な指導員、垣内が、親たちだけを集め一連の手はずを説明する。一方、何も知らされていない7人の子供たちも、このキャンプの異様さに気づき始め…。 あのたけし軍団のダンカン初監督作品です。 最初、このふざけたタイトルからして七人の侍のパクリかなって思いましたよ。 だからあまり期待せずに観たけど、これが意外と面白かったです。 ところどころにブラックユーモアを混ぜて進行していくけど、通常の感覚ならちょっと笑えないです。 この映画の根底にあるのは【虐待】です。 この映画の親達はお金が欲しい為に自分の子供の臓器を売ろうと考えます。 なぜこんな結論に達したかというと、虐待して子供を殺してしまうぐらいなら子供の臓器を売って5千万円の現金を手に入れようって計画してしまうんです。 子供の臓器が傷ついたらダメなんで、キャップ中は子供の事を宝物のように大切にします。 もう胸糞悪い親達です。 バカにつける薬はないって親達です。 さらに1人が脱落するごとに報酬が増えるって分かった時の、親達の行動は醜いって言葉を超えてしまってます。 しかも間抜けすぎて情けなくなってきます。 とにかく子供を持つ親にしたらこの映画は胸が痛くなる映画ですよ。 でもこの映画を観るときは構えてみない方がいいですよ。 そうしたら楽しめると思います。 それでも子供が持つ純粋な心がこの映画を救ってくれます。 何かおかしいと思いつつも自分の親がそんな事をするはずがないって思うんです。 盲目的に親を信じる・・・まぁ~それが子供が親を思う気持ちですよね。 その子供の気持ちに心を動かされないならもうダメですよね。 ラストはちょっと読めるけど個人的には好きな終わり方です。 評価(3.1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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