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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:アメリカ映画
2004年 アメリカ/ハンガリー ポール・ジアマッティ トーマス・ヘイデン・チャーチ ヴァージニア・マドセン ストーリーは、離婚のショックからまだ立ち直れないでいる、中年の小説家志望の国語教師マイルスが、結婚を1週間後に控えた大学時代からの親友ジャックと連れ立って、カリフォルニアのワイナリーへとワイン・ツアーの旅に出る。ワインやゴルフ三昧の気ままな男二人旅。マイルスは、オタクといえるほどのワイン通だが、人生の憂さをワインに夢中になることで粉らせようとしている。そんなマイルスが旅の途中で出会う、ワイン好きの魅力的な女性マヤ。さまざまな事件を通して、旅はいつしかマイルスが自分自身を見つめ直す旅へと変わっていく。そして、人生のピークを過ぎたダメ男にもマヤとの出会いを<きっかけ>にささやかな希望の光が訪れる…。 アカデミー賞に5部門もノミネートされた話題作。 ストーリー的にもアカデミー向きではなさそうやのにこれだけノミネートされたって事で凄く興味があったんですよ。 それでやっと観る事が出来ました。 とにかく観終わっての感想は「今年観た映画の中でも3本の指に入る」でした。 それぐらいあつぼうにはマッチした映画です。 ワインについて全く知らないあつぼうが、これだけ楽しめたって事はワイン通の人にはもっと楽しめるはずですよ。 さえない人生を送ってる2人のサイドウェイ(寄り道)とワインを絡めた大人のラブコメディです。 淡々と時間が過ぎていく中で自分自身の人生を考え直す寄り道はまさしくサイドウェイです。 けっして劇的な展開があるわけでもなく普通に時間が流れていきます。 そこに40代になってさえない人生を送ってる2人の悲哀がユーモラスに描かれてます。 マイルスとジャックの珍道中がメチャクチャ面白いです。 人生に対してマイナス思考でありながらワインの事になると細かく語りだすマイルスと下半身でしか物事を考えてないジャックのコンビが最高です。 マヤと出会ってからのマイルスの心の葛藤が痛いほど伝わってきました。 マヤとワインについて語ってる時の幸せな時間とホテルのベッドで一人で寝てる時のギャップが激しいです。 情緒不安定で、さらに前妻ヴィクトリアを忘れれない女々しいマイルス・・・。 それを露骨な言葉で応援するジャックが凄く良かったです。 これぞ男の友情ってやつです。 とにかくあつぼうと同じ30代や40代の人に観てほしい映画です。 地味な映画やけど心に残る映画です。 ワインーツアーをするのはいいけど、これって飲酒運転ですよね(笑)。 (4.1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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