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カテゴリ:アメリカ映画
2005年 ニュージーランド/アメリカ ナオミ・ワッツ ジャック・ブラック エイドリアン・ブロディ ストーリー、1930年代初頭のニューヨーク。野心家で大胆不敵な映画監督カール・デナムは、かつてない冒険映画を撮ろうと、誠実な脚本家ジャック・ドリスコルと美しい女優アン・ダロウを加えた撮影クルーを率い危険な航海に乗り出す。そして、ついに幻の孤島“髑髏島(スカル・アイランド)”へと辿り着いた一行。カールはさっそく撮影を開始するが、やがてアンが原住民にさらわれてしまう。救出に向かったクルーたちだったが、彼らはそこで想像を絶する世界を目の当たりにするのだった…。 1933年製作のSF映画の金字塔【キング・コング】のリメイクです。 このオリジナル版ってまだ観た事がないんですよ。 あつぼうの記憶にあるのは1976年版の【キング・コング】です。 着ぐるみのコングが暴れまわってた記憶があるけど、最近観てないから確かではないです(笑) たしかジェシカ・ラングがヒロインでしたよ。 さて【ロード・オブ・ザ・リング】シリーズのピーター・ジャクソン監督がリメイクした本作は、188分という長編でありながら飽きないように工夫が凝らされてましたね。 特に前半と後半では違う映画を観てるって思えるほどでした。 前半はヒロインと仲間達との出会いを描き、中盤から後半にかけてはコングや恐竜、さらに巨大な虫、そして原住民との戦いが描かれてます。 ラストは有名なエンパイアステートピルのシーンですね。 最初の1時間は島に到着するまでのシーンやけど、凄く丁重に人間関係や背景などを説明してくれます。 だからヒロインのバックボーンなども分かりやすくて良かったです。 最初ヒロインがナオミ・ワッツって聞いた時は、ちょっと無理やろって思ったけど、映画を観たら彼女しか演じれないって思えるぐらいハマってました。 島についてから展開はもう【ジュラシック・パーク】の世界ですよ。 技術の進歩が可能にしたコング対恐竜のシーンは迫力満点です。 コングにさらわれたヒロインは可哀そうでしたよ。 あれだけ振り回されたら目が回るし、気分が悪くなったと思いますよ(笑)。 まぁ~そういうところにも野生の荒々しさが出てるのでいいとしておこう。 最初からコングが優しかったら映画として成り立たないですよね。 コングの顔の表情が凄く豊かでした。 怒りよりもヒロイン相手にすねたり笑ったりしてる表情が良かったです。 これって着ぐるみでは無理な事ですよね。 ラストの哀しそうな顔が印象的で頭から離れないです・・・。 人間のエゴのために都会に連れてこられて見世物にされてた時は可哀そうでした。 ラストがどうなるのか知ってるにもかかわらずコング頑張れって応援してしまいましたよ。 それだけコングの優しさが溢れてる映画でした。 最後はちょっと感動してしまった・・・。 色々な意味でリメイク成功って思える映画です。 コングをNYに運ぶシーンがカットされてたのは予算のせいなんですかね。 コングを眠らせたって思ったらすぐにNYですから、そこが物足りなかったです。 この映画で一番怖いのは原住民の顔ですよ。 なんか夢に出てきそうなぐらい怖かったです。 評価(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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