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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:イギリス映画
2004年 イギリス ジュディ・デンチ マギー・スミス ストーリーは、1936年、イギリスのコーンウォール地方。初老の姉妹ジャネットとアーシュラは、美しい自然に囲まれながら穏やかな日々を送っていた。そんなある日、嵐の去った浜辺に一人の青年が打ち上げられているのを発見した姉妹は、彼を自宅へ連れ帰り看病する。彼の名前はアンドレア。ポーランド人でヴァイオリニストの彼は渡米途中に船が難破し、ここへ流れ着いたらしい。やがて回復したアンドレアは、得意のヴァイオリンで姉妹の心を和ませていく。とりわけアーシュラは忘れていた淡い感情が芽生えてくるのを抑えきれなくなっていく。 戦争の足音が聞こえてくる中、恋と老いをめぐる切なくも美しい大人の物語。 主演のジュディ・デンチとマギー・スミスは2人ともオスカー女優であり大英帝国勲位受勲者でもあります。 マギー・スミスってハリーポッターシリーズのマクゴナガル先生のイメージが強すぎて、この映画を観てる時でも思い出してしまいました。 微妙な表情の変化はさすがオスカー女優って思えるほどの演技力でした。 浜辺に打ち上げられてる青年ってどこかで観た事があるなって思ってたら【グッバイ・レーニン】のダニエル・ブリュールやったんですね。 これだけ偉大な女優2人に負けないぐらいの熱演でしたね。 これは嬉しい誤算でした。 原作ではジュディ・デンチの年齢設定は40歳ぐらいなんですが、この映画では70歳ぐらいですね。 だから青年との淡い恋心といわれても凄い違和感を覚えましたよ。 でもアーシュラの切なさは痛いほど伝わってきました。 この青年がなぜあの場所に流れ着いたのか説明がなかったのが残念です。 結局彼が何者でどういう目的であの場所に現れたのかが説明不足です。 たしかに謎めいた青年っていう方が、恋にも危険な香りがするけど、この映画に関しては丁重に説明した方が良かったと思う。 アンドレアがロンドンに連れて行かれるシーンにしても中途半端。 一緒に行く女性がドイツのスパイって匂いをプンプンさせてるのに、それ以降何もなしです。 いったいあの思わせぶりなシーンは何やったんやろ・・・。 派手な演出もなく淡々と物語はすすんで行くけど退屈する事はなかったです。 随所に英国ならではのユーモアも散りばめられています。 若い時に観たら退屈して映画かも知れないですが、多角的に物事をみれるようになってきた今だからこそこの映画の深さを感じる事が出来たのかも知れません。 この設定ってヴァイオリンとピアノの違いはあるけど、一時期話題になったピアノマンに似てませんか? 評価(2.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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