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テーマ:レンタル映画(818)
カテゴリ:アメリカ映画
2004年 アメリカ/コロンビア カタリーナ・サンディノ・モレノ イェニー・パオラ・ベガ ストーリーは、コロンビアの小さな田舎町。バラ農園で単調な仕事に従事する17歳の少女マリア。母や幼児を抱えた姉をはじめ一家の家計はマリアの収入に頼っていた。ところがささいなトラブルで仕事を失い、おまけに愛してもいないボーイフレンドの子を妊娠してしまったマリア。追い詰められた彼女は、最大5000ドルという巨額の報酬に心動かされ、“ミュール”という仕事を引き受けてしまう。しかしそれは、麻薬を詰めた小さなゴム袋を大量に飲み込み密輸する運び屋のことで、もし胃の中で袋が破れたら死んでしまうというあまりにも危険な仕事だった。 南米コロンビアの非情な現実を描き出した衝撃のドラマ。 これ本当に衝撃的な映画でした。 いくらお金のためとはいえ、17歳の少女が麻薬の運び屋になる現実が怖いです。 あまりにもリスクの大きい仕事です。 裏を返せば普通に生活出来ないほど追いつめられてる人が多いって事でしょうね。 コロンビアってサッカーでオウンゴール(自殺点)を決めただけで、暗殺される国ですから、この映画のような事が日常的におこっても不思議ではないけど、平和な日本で暮らしてるあつぼうには考えさせられる映画でした。 主演のカタリーナ・サンディノ・モレノは、この映画でコロンビア人として初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされた注目株です。 たしかにこの女優さんは目に力があります。 何かを訴えかけてくるような眼力があるので凄く見入ってしまいます。 彼女の次作はコーエン兄弟やカス・ヴァン・サントなどが監督として名を連ねる話題作【パリ、ジュテーム】。 日本公開は2007年春なんで少しの間、我慢です。 全編に漂うドキュメンタリーな雰囲気が気に入りました。 ハンディカムで撮影してるのかって思えるぐらい不安定な映像がいいです。 あのデンマークのドグマシリーズを彷彿させるような映像なんですよ。 こういう映像って酔うから苦手って言う人もいてるけど、こういうリアルな映画にはバッチシあってます。 日本で生まれた事を幸せに思える映画ですよ。 評価(3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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