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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:邦画
2005年 日本 市川染五郎 木村佳乃 ふかわりょう 今田耕司 緒形拳 ストーリーは、江戸時代、東北の小藩“海坂藩”。15歳の文四郎は下級武士である義父・助左衛門のもと、親友たちと剣術や学問に励む毎日。一方、隣家に住む幼なじみのふくとも淡い恋心を育んでいく。そして、文四郎が尊敬する父のようになりたいと思い始めた矢先、その助左衛門が世継ぎを巡る陰謀に巻き込まれ、切腹を命じられてしまう。それを境に、罪人の子として辛苦の日々を過ごす文四郎。そんな彼に唯一変わらぬ態度で接してくれたのは親友の逸平と、ふくだけであった。しかし、ふくはほどなくして江戸の屋敷で奉公するため旅立ってしまう。それから数年後、青年になった文四郎に筆頭家老から牧家の名誉回復が告げられるのだったが…。 1986年7月9日から1987年4月13日にかけて「山形新聞」夕刊で連載され文庫化された藤沢周平作の長篇時代小説を映画化したのが本作です。 藩内の権力闘争に翻弄される男女の切ない悲恋を描く本格時代劇です。 あつぼうは映画を観るときってコーヒーを飲みながら観るのですが、この映画に関してはお茶が飲みたくなりました。 それぐらい純和風でした。 江戸時代には身分の違いなどあらゆる事情で愛するもの達が一緒になれなかったんですね。 今の若者のように次から次へと恋愛をする時代でもないので、人を愛すれば死ぬまで愛すって時代です。 それゆえに叶わなかった愛に翻弄されてた人も多かったでしょうね。 好きやのにお互いの立場があるので我慢する2人にちょっとイライラしましたよ。 これって江戸時代の事情を知らないから言える事やけど(笑)。 藩に仕える武士としての宿命がこの映画からは痛々しいぐらい伝わってきましたよ。 武士の世界って究極の縦社会ですよね。 腹を切れと言われれば、身に覚えの無い罪でも腹を切るんですから。 そうしなければ残された家族にまで被害が及びます。 今思えば凄く理不尽な制度ですよね。 映画の舞台は東北やけど、なぜか全編標準語です。 これには凄く不満が残りました。 やっぱり東北やからその地方の言葉で表現してほしかったです。 なんで標準語にしたのか理由が知りたいです。 それと幼少時代を演じてる子供達のセリフがあまりにも棒読みです。 まさしく学芸会レベルの演技です。 最近の邦画って景色が凄く美しい映画が多いですよね。 この映画も日本の四季が美しく表現されていました。 あらためて四季があるっていいなって思いましたよ。 評価(2.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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