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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2005年 アメリカ サミュエル・L・ジャクソン アシャンティ ロブ・ブラウン ストーリーは、犯罪と隣り合わせの街で、将来への展望も見出せない生徒ばかりのリッチモンド高校。この高校のバスケットボール・チーム、“オイラーズ”の成績もまた惨憺たる状態だった。そんなチームを立て直すため、同校のOBでバスケの名選手だったケン・カーターが新任コーチとしてやってくる。しかし、彼はまずはじめに、選手たちとある契約を交わす。それはバスケとは関係のない学業での成績向上と規律ある生活態度を守らせるというものだった。はじめは戸惑いの見られた選手たちだったが、カーターの信念と指導力が少しずつ彼らの心を掴んでいく…。 大学進学率が最低水準で、犯罪者となってしまう卒業生も少なくないという落ちこぼれ高校を舞台に、バスケットボールを通じて生徒たちに自ら将来を切り拓く術と生き抜く力を授けた実在のバスケット・コーチを描いた感動ドラマ。 この映画は、まさしく格差社会の底辺をみてるようでした。 今、日本でも格差社会が問題になってるけど大袈裟ではなく元祖格差社会アメリカの後を追ってるような気がします。 そんな底辺にいてる人達に対して何が必要かって事を教えてくれるのがケン・カーターです。 あつぼうも学生時代はクラブをしてて勉強は後回しでした。 でもあつぼうの場合、就職活動の時はバブルやったので比較的楽に就職ができました。 これがアメリカの場合、そう簡単な問題ではないんですよね。 スポーツだけで大学に行ける人なんてほんの一握り。 さらにそれを職業として生活出来る人などもっと少ないです。 ケン・カーターは生徒達に文武両立を強制します。 今まで勉強そっちのけでバスケをしてた生徒達は当然反発。 さらに親達も自分の子供にはバスケの才能があるから勉強はしなくてもいいって言い出します。 そんな逆境の中でも自分の信念を曲げずに生徒の将来を考えて指導する姿は凄く頼もしいです。 生徒達も次第にカーターの指導を理解しチームもまとまっていきます。 よくあるスポ根ものとは一線を引いた感じの映画で、その時が良ければそれでいいって生き方がダメって教えてくれますよ。 とにかく実話なんで凄く説得力がありました。 意外とバスケの試合のシーンも迫力があるし、最後の試合なんかは手に汗握る展開でした。 日本ではバスケのルールを知らない人も多いけど、普通に楽しめると思います。 バスケの試合よりもカーターや生徒達の葛藤などがメインなんで大丈夫ですよ。 最後に「子供達は、今を楽しく生きればいい」って校長先生が言うんやけど、それって凄く無責任な発言やなって思いました。 生徒の将来も考えてほしいですよ。 評価(3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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