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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2005年 アメリカ/チェコ マット・デイモン ヒース・レジャー モニカ・ベルッチ ストーリーは、19世紀のドイツ。兄ウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は各地の村を旅して、その地に伝わる古い物語を集め回っていた。その一方で、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にしていた。ところが、魔物の正体は兄弟とその助手たちがでっち上げたイカサマだった。しかし、それがバレて将軍ドゥラトンブに捕まった兄弟は、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられるのだが…。 奇才テリー・ギリアム監督がグリム童話誕生秘話をイマジネーション豊かに描き出したダーク・ファンタジー。 今までのテリー・ギリアムの映画の中で一番ノーマルな映画やったと思います。 言いかえたらテリー・ギリアムらしさが、あんまり出てなかった映画です。 CGをフル活用した事によって、普通の大作映画と同じようになってしまったのが残念です。 やっぱり【バロン】のような雰囲気を期待してたんですけどね。 それでもグリム童話の持つダークな雰囲気はしっかりと描かれていました。 誰もが知ってる【赤ずきんちゃん】や【ヘンデルとグレーテル】や【眠れぬ森の美女】などグリムの名作をテリー・ギリアムならではの解釈で登場させてます。 この映画がグリム童話の元になったって事なんですよね。 弟ジェイコブがどんなピンチになってても書いてた本がグリム童話の原型って事でしょう。 内容的には凄くありふれたファンタジーですよ。 ギリアムの名前に期待感が高まってレンタルした人には絶対に物足りないでしょうね。 せっかくグリム童話をベースにしてるのに一つ一つのエピソードが短絡的で深みがないです。 無理矢理エピソードをくっつけたって感じのシーンもあったし、あまり納得が出来ないです。 マット・デイモンとヒース・レジャーの兄弟も、途中からイライラしてくるし・・・。 笑いをとろうとしてるシーンでも、あまり面白くないんですよ。 これって日本語訳のせいかな・・・。 可もなく不可もなくって感じやけど、天下のテリー・ギリアムの名が泣きますよ。 映画会社のせいで自分の作りたいものが作れなかったんかなって思いましたよ。 マット・デイモンってこういう映画では魅力が全然ないですよ。 メイクもしてないのにゴブリンに見えました(笑)。 なんか変に頭がでかいんですよ。 期待した映画を観てハズレやった時のショックが分かる映画です。 評価(2.0) (モニカ・ベルッチの美しさに) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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