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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:ドイツ映画
2004年 ドイツ ダニエル・ブリュール ジュリア・ジェンチ スタイプ・エルツェッグ ストーリーは、ドイツ、ベルリン。理想に燃え、正義感の強い青年ヤンと、15年来の親友ピーターは、秘密裏にある活動を行なっていた。彼らは“エデュケーターズ”と名乗り、金持ちの留守宅に不法侵入しては家具を動かし、“ぜいたくは終わりだ”などと警告文を残して立ち去るのだった。それは、富裕層ばかりが優遇される現体制への彼らなりの異議申し立てだった。ピーターの旅行中、ヤンはピーターの恋人ユールにこの秘密を打ち明ける。その事実に興奮したユールは、ヤンを説得して、自分の借金の原因である金持ち、ハーデンベルクの邸宅に2人で忍び込むのだが…。 現代のドイツが抱える問題をレジスタンス活動を続ける若者の視点で描いた映画です。 平和ボケしてる日本人には少し理解しにくい映画でもあるけど、日本も昔は学生運動などがあって若者達が燃えてた時期がありましたね。 この映画の若者達はあそこまで過激ではないけど政府や富裕層への怒りが燻ってます。 人を傷つける事をせずに不法侵入を繰り返して自分達の存在を主張するのですが、この程度で革命の種をまけてるって思ってる彼らは結局のところ純粋で幼いんでしょうね。 その幼さがハーデンベルグ邸での予想も出来ない事件を招いてしまいます。 結果的にはバーデンベルグとの出会いで彼らはたくさんの事を学び自分達の存在価値についても考えるようになります。 現革命家の3人の若者と元革命家バーデンベルグとの対話が凄く良かったです。 このバーデンベルグが出てくるまでの前半は淡々としすぎて退屈でした。 ハーデンベルグが出てきてからやっとこの映画の意図するものが理解出来そうになってけど、結局この監督は観てる人に何を伝えたかったんかなって観終わって感じました。 主人公3人の三角関係も話の中心となってくるのですが、この映画には恋愛シーンは不要なんですよ。 この恋愛シーンにはちょっと冷めてしまいました。 友達の彼女と寝たりして、自分達も好き勝手に生きてるやないかってツッコミたくなりました(笑)。 そしてサスペンス映画風のラストはちょっとね。 ダニエル・ブリュールは【グッバイ・レーニン】とは全く違う役柄やったけど、この人って陰のある演技って巧いです。 絶対にラブ・コメなんかよりこういう映画の方があってると思う。 日本人には共感出来る部分が少ないと思うけど、若い時に持ってた情熱を思い出せる映画かも。 評価(2.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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