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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:韓国映画
2005年 韓国 イ・ヨンエ チェ・ミンシク クォン・イェヨン ストーリーは、天使のような美貌の持ち主クムジャは、ひょんなことからペク先生に幼い娘を人質に取られ、彼が犯した幼児誘拐殺人の罪を背負わされて投獄される。刑務所では誰に対しても優しい笑顔を絶やさず、“親切なクムジャさん”と慕われていた。しかし、彼女の目的はただ一つ、ペク先生に復讐を果たすこと。そして13年の服役の末、ようやく出所した彼女は、かつて恩を売った囚人仲間のもとを訪ね、ペク先生への復讐へ向けて周到な準備を進めていく…。 【復讐者に憐れみを】【オールド・ボーイ】に続くパク・チャヌク監督の“復讐三部作”完結編。 この映画はカイザーソゼさんの日記で読んでからずっと気になってたのですが、やっとWOWOWで放送してくれました。 【ラスト・プレゼント】を観て以来あつぼうが韓国女優で一番好きなイ・ヨンエが主演なんでその部分は凄く楽しみにしてました。 個人的には【オールド・ボーイ】が、もうひとつ受け入れにくかった映画やったのでこの映画もあまり期待せずに観たんですよ。 観終わって変な爽快感がありました。 まさにこの邦題どおり親切なクムジャさんのおかげで変な爽快感がありました。 復讐三部作で一番復讐する側の気持ちが理解出来る映画でした。 衝撃度では【オールド・ボーイ】には及ばないけど、残酷なシーンなどはありました。 残酷なシーンは子供を持つ親としては辛いので最初から割り切って観るべきです。 R-15指定やけど精神的にはR-18指定でもいいかな。 復讐の下準備を13年前から初めてたのには執念すら感じましたよ。 刑務所を出所する時、出迎えてくれた神父に「わたしは、あと一人殺すつもりよ・・」ってさらっと言ってしまうところに復讐を果たすまでは昔に戻れないって事が現れてるんでしょうね。 もし自分の子供が殺されたら犯人に復讐したいって気持ちになりますよね。 子供が犠牲になる事件では死刑でさえ生ぬるいって思ってしまいます。 この映画のような復讐方法もありかなって考えてしまいました。 こういう立場になればクムジャさんがいてほしいって願ってしまいますよ。 クムジャさんの復讐は蜜の味です。 イ・ヨンエってこの映画では今までにないような演技をしていました。 どちらかというと清純派ってイメージがあるけど、この映画では正反対のキャラを演じてました。 それによって演技の幅を広げる事に成功したと思います。 特に刑務所の中での優しさと出所してからの冷酷さのギャップが凄かったです。 彼女が手に持ってた銃の形が凄く気になりました。 あれって本当に存在する銃なんかな・・・。 一方復讐される男を演じたのは【オールド・ボーイ】のチェ・ミンスク。 復讐する立場から復讐される立場へと転身です(笑)。 彼はそれほどセリフがあるわけでもないのに、顔の表情だけで感情を表現してたのは凄かった。 この映画にはカメオでユ・ジテやソン・ガンホなどが出演しています。 彼らを探すだけでも楽しめるかも。 とにかく子供を持つ人がこの映画を観てどう思うのか聞いてみたいです。 評価(3.1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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