|
テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ デンゼル・ワシントン クライヴ・オーウェン ジョディ・フォスター ウィレム・デフォー ストーリーは、狡猾な男ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行。しかし、周到な計画のもと俊敏に行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。一方、事件の発生を知り激しく狼狽するマンハッタン信託銀行会長のアーサーは、やり手の女性弁護士マデリーンを呼び出すと、ある密命を託し、現場へと送り出すのだった…。 この計画なら完全犯罪が出来そうって思えるぐらい練られてる脚本でした。 豪華キャストにスパイク・リー監督って言うだけでヨダレが出そうなほど観たくなる映画です。 でもね残念な事に銀行強盗と警察の心理戦が凄く単調で緊迫感が薄れてました。 緊迫感を煽ろうとしてゆっくりと時間を流れさせてるんですが、それが逆効果です。 犯人グループが狙ってた貸し金庫の中身のインパクトが弱かったし、あれだけ計画を練って欲しかったのはそれ?って感じでした。 この映画は単純明快なストーリーを想像してしまうけど、凄く複雑なんですよ。 貸し金庫の中身もそうやけど、人間関係やアーサーの過去など複雑に絡み合ってくるので見終わった後にもう一度考え直してしまいました。 社会派監督のスパイク・リーならではのシーンがあります。 人質のアラブ人が解放された時、アラブ人やからって事で爆弾を持ってないかって偏見の目で見られてまるで犯人のような扱いを受けるんです。 ビン・ラディンの名前も出てくるしこれって同時多発テロ以降のアメリカを象徴してるシーンでした。 この豪華キャストで一番良かったのはクライヴ・オーウェンです。 冷静沈着で全てが計算されているって雰囲気がカッコいいです。 ほとんどマスクとサングラスで顔は見えないけど、間違いなくこの映画の主役でした。 逆にジョディ・フォスターが演じた女弁護士は存在感も薄くて別に他の女優でも良かったのでは?って思いました。 ラストも賛否両論やし、面白い映画ではあるけど万人受けしない映画でもあります。 個人的には銀行強盗のシーンなどは好きやけど、交渉してるシーンは退屈って感じました。 評価(2.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|