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カテゴリ:海外文庫
★【女検死官ジェシカ・コラン】【1992年】 ★【ロバート・ウォーカー】 ★【扶桑社ミステリー】【648円】 ストーリーは、逆さ吊りにされ、大量の血液を抜き取られた若い女の死体。片腕は落ち、乳房や性器はめった切りにされていた・・・・。最近アメリカ中西部で連続して起きた残虐な殺人事件を追っているFBIの心理分析官オットーは犯人のプロファイリング強化のため、検死官のジェシカに協力を求めた。ジェシカは目につくすさまじい損傷の陰に犯人が隠そうとした小さな傷跡を発見する。処女の血を飲み、血の浴槽に浸かる人間吸血鬼の目的とその人物像は? 久しぶりに小説の感想でも書いてみようと思います。 検死官という職業はコーンウェルによって一般の人にもどういうものか分かるようになりましたよね。 コーンウェルのスカーペッタシリーズを初めて読んだ時は衝撃的で凄い余韻が残りました。 その衝撃を超える検死官シリーズが今日紹介するこの本です。 とにかく心臓の悪い人は読まない方がいいです。 殺害方法などが凄くリアルで被害者の痛みが伝わってきそうでした。 ジェシカ・コランはコーンウェルのスカーペッタに匹敵するほどの魅力的なヒロインです。 同じ検死官作品なんですが、スカーペッタってバージニア州をメインに活動してたけどジェシカ・コランは全米を移動します。 活動する州によって細かい法律が違うのも面白いです。 とにかくこちらの作品の方が衝撃度は高いです。 このシリーズの面白い所は、犯人は前半に登場するんです。 そして犯人の視点とコランの視点で話は進んで行きます。 だから被害者が虐殺されるシーンも鮮明に書かれています。 あまりにリアルなんで怖くなりますよ。 よくこういう殺害方法が思い浮かぶなって感心してしまいました。 コーンウェルを読んで面白いと思ってる人は是非挑戦してほしい作品です。 評価(4.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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