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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2005年 日本 小林聡美 片桐はいり もたいまさこ ストーリーは、フィンランドのヘルシンキに“かめも食堂”という小さな食堂をオープンした日本人女性サチエ。シンプルな“おにぎり”を看板メニューに、フィンランドの人にも日本食のおいしさを伝えたいと張り切るが、やって来たお客は日本のアニメが好きなおたく青年だけ。それでもめげずに淡々と営業を続けるサチエは、やがて訳ありな2人の日本人女性と出会うのだった。 この映画はタイニーポエムさんが感想を書いてあるのを読んで凄く観たくなったんですよ。 それから2ヶ月・・・やっと観ることが出来ました。 なんとも雰囲気の良い映画です。 フィンランドって日本とは全然違う時間の流れをしてる国ですよね。 日本人のように毎日時間に追われて生きているのが虚しくなるほどゆっくりと時間が流れます。 女性監督らしく暖かく丁寧な作りで忙しい毎日に疲れた時に観たい映画です。 もし監督が男性なら全然違う映画になってたやろうなって思います。 フィンランドで開店した「かもめ食堂」は最初はガラガラでお客が来ないです。 日本人女性が経営するカフェって事もあって興味はあっても扉を開くまでいかないんですよね。 でも一人のフィンランド人青年トンミ・ヒルトネンの登場によって物語が動き出します。 この日本かぶれの青年が凄くいい味をだしているんです。 フィンランド人が【ガッチャマン】の歌詞を知りたがるのにも笑えたけど、トンミ・ヒルトネンを漢字にしたら豚身昼斗念と書くのには笑った。 豚身昼斗念が着てくるT-シャツも日本人なら心がくすぐられるような一品ばかりでした。 「かもめ食堂」にとって最初のお客という事で永遠にコーヒーが無料って羨ましい特典をもらってるのも面白いです。 もう完璧って言えるほどのキャスティングでした。 小林聡美が演じるサチエには人を惹きつける魅力があります。 淡々としていながらも自分自身をしっかりと持っていて優しさに満ち溢れた女性です。 いくらお客が来なくても明るく生きていく姿勢は凄く好きです。 おにぎりに拘る姿勢も日本人としては嬉しいですね。 片桐はいり、もたいまさこの2人も独特の存在感がありました。 こんな3人が働いてる食堂なら一度は行ってみたいものです。 【かもめ食堂】という日本の食堂のような名前なんですが、内容などはフィンランドのカフェのように優しい雰囲気になってました。 この映画で登場する幻のコーヒーなんですが、楽天で売ってるみたいなので購入したなって思ってます。 でも糞が混じったコーヒーってどんな味がするんやろう? 評価(4.2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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