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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2005年 アメリカ/フランス キーラ・ナイトレイ ミッキー・ローク エドガー・ラミレス ルーシー・リュー クリストファー・ウォーケン ミーナ・スバーリ ストーリーは、名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンに生まれ、何不自由ない恵まれた生活を享受するドミノ。しかし、父はドミノが幼いときに亡くなり、母は再婚相手探しに夢中。上流階級の生活に、空虚さばかりを感じてしまうドミノだった。やがて15歳となり美しく成長したドミノはトップ・モデルとして活躍する。しかし彼女の心が満たされることはなかった。大学進学後も荒れた生活が続く。そんなある日、新聞で“バウンティ・ハンター募集”の文字を目にした彼女は、自分が求めていた何かがそこにあると確信するのだった。 本作の完成と相前後して、35歳になるドミノ本人が自宅の浴槽で不慮の死を遂げるという訃報が伝えられ、関係者や映画ファンを驚かせた本作。 トニー・スコットが監督やけど、相変わらず映像が凝ってました。 って言うかほとんど監督の趣味を活かしてフィルムで遊んでるように思えるぐらいイジッてました。 一種のゲーム感覚のように映画を観れるのはこの監督の手腕なんでしょうね。 でもその遊び心がこの映画には今ひとつマッチしてなかったと思うんですよ。 MTV出身の若手監督がこういう映画を撮った方が良かった映画かも。 さて映画の内容ですが、スタイリッシュな映像とは反対に脚本の出来がイマイチです。 特にドミノがバウンティ・ハンターになると決心した経緯が凄く薄っぺらいです。 実際にはもっと苦悩もあったやろうし、心の葛藤もあったと思うけど映画の中では一切描かれてないです。 なんか勢いでバウンティ・ハンターになったように描かれていたのは残念です。 それとドミノとチョコの関係も描ききれてなかったです。 ラスト近くのラブシーンも2人の関係の描き方が希薄やったので全然盛り上がらなかったです。 何が2人を惹きつけたのかの説明もないから、ただのセックスになってしまってます。 本当の2人の関係ってもっとお互いを信頼して尊敬してたはずやから、丁重に描いてほしかったです。 ドミノ・ハーヴェイの人生を映画化って言ってるけど、あのタワーでのラストシーンは絶対に映画用に作ってるでしょうね。 あれだけの事をしたら世界中の人々の記憶に残りますよ。 どうせならアクションなど抑え目にして本当のドミノの人生を観たかったもんです。 この映画の内容ならドミノの人生を映画化というよりも女バウンティ・ハンターを主人公にしたアクション映画ですからね。 キーラ・ナイトレイがドミノを演じてるけど、今までの清純なイメージを払拭してワイルドでメチャクチャ良かったです。 ブチ切れて捲くし立てるシーンは惚れてしまうぐらいカッコ良かったです。 それとミッキー・ロークが渋かったですよ。最近出演作にも恵まれてなかったけど、この映画のエド役の彼は久しぶりに良かったです。 ビバヒルファンには嬉しいサプライズが!スティーブとデヴィットが本人役で出演してますよ。 最後の最後には本物のドミノの映像も流れるので最後まで観ましょうね。 評価(2.5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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