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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:韓国映画
2006年 韓国 チョン・ジヒョン チョン・ウソン イ・ソンジェ チョン・ホジン ストーリーは、オランダ、アムステルダム。画家の卵、ヘヨンは、名前も顔も知らないある一人の男性を想い続けていた。それは彼女が絵を描くため山間の村に滞在していた時、困っていた彼女を秘かに助けてくれた人。以来彼女のもとには、その人からデイジーの花が贈られ続けていた。そんなある日、広場で肖像画を描くヘヨンの前に客として現われた一人の男ジョンウ。ヘヨンは一目見た瞬間に、彼こそ彼女が想い続けてきた運命の相手と確信する。しかしジョンウの正体はインターポールの刑事で、張り込みのために客に成りすましていただけだった。そして、そのジョンウと敵対することになるプロの暗殺者、パクウィこそ、本当のデイジーの送り主だったのだが…。 【インファナル・アフェア】シリーズのアンドリュー・ラウ監督が主演に【猟奇的な彼女】のチョン・ジヒョンと【私の頭の中の消しゴム】のチョン・ウソンをむかえ、全編オランダで撮影された注目作。 オランダで撮影された韓国映画って事やけど、全然違和感がないんですよね。 逆にオランダで撮影された事でチョン・ジヒョンの美しさが引き立ったような気がしました。 アンドリュー・ラウって空をよく撮る監督なんですが、この映画でもオランダの空を撮ってました。 凄く透き通るような空でこの映画にはピッタリでしたよ。 この映画のように悲恋を描かせたら韓国映画は本当に巧いですよね。 まず設定からして悲しい結末を予期させます。 画家に恋する刑事と殺し屋って凄い三角関係でしょう。 こんな三角関係が丸く収まる訳ないですからね。 この映画は画家、刑事、殺し屋と3つの視点で物語が進行していきます。 そしてこの3つの物語が交差した時に・・・・。 監督がアンドリュー・ラウって事もあって所々に香港映画の匂いが漂ってきます。 銃撃戦などは【インファナル・アフェア】の雰囲気が出てましたよ。 それがまた良い味出してたんですけどね。 韓国映画の良いところと香港映画の良いところがミックスされた映画でした。 刑事も殺し屋も彼女の事が好きなために嘘をついてしまいます。 その嘘を告白したくても告白出来ないもどかしさが伝わってきました。 まぁ~「本当は殺し屋です」って告白は出来ないですよね(笑)。 ある事件が起きてから後半は凄く静寂に包まれるような展開になります。 台詞が少なくなった中でも表情から何を訴えたいのか表現出来るチョン・ジヒョンの演技力は評価出来ます。 個人的には明るい映画に出てる彼女もいいけど、こういう悲恋を描いた映画に出てる彼女が好きです。 あつぼうがこの映画で好きなシーンがあるんですよ。 パクウィがヘヨンの玄関先に「フラワー」と言ってデイジーを置いていくのですが、ヘヨンが扉を開けるとパクウィの姿はなくデイジーだけが置いてあるんです。 なんか妙に温かさを感じるシーンでした。 久しぶりに韓国映画もいいなって思いました。 評価(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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