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2007年04月23日
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カテゴリ:邦画


2002年  日本  
蔵下穂波  照屋正雄  余貴美子  平良とみ  ネスミス  

ストーリーは、沖縄のとある場所に立つホテル・ハイビスカス。外見は古く、客室も一部屋しかない宿だが、このホテルを営む人たちはみな明るくやさしい個性的な顔ぶれ。三線とビリヤードが得意な父ちゃん、働き者で美人の母ちゃん、黒人とのハーフのケンジにぃにぃ、白人とのハーフのサチコねぇねぇ、そしていつもくわえタバコのおばぁ。小学3年生の美恵子はこんな“インタァナソナル”な家族に囲まれ楽しい毎日を過ごしていた。男の子以上に元気はつらつな美恵子は、今日も同じクラスの親友ガッパイとミンタマーを引き連れ、森の精霊キジムナー探しに繰り出した…。 

この映画は主役の美恵子を演じた蔵下穂波のハイテンションな演技に尽きます。
天真爛漫って言葉がピッタリの女の子です。
ちょっと大袈裟なように思える演技なんですが、あつぼうが子供の頃ってこれぐらい元気がありましたよ。
意味もなく大ハシャギしたり、冒険に繰り出したりとにかく元気ハツラツって感じの子供が多かったです。
確かに今の子供達と較べるとテンションの高さなどは違和感があるかも知れないけど、沖縄などの自然の中で育った子供って美恵子みたいなんでしょうね。
さすがに美恵子のように米軍キャンプに忍び込んで遊ぶのはダメですけどね(笑)。
逆にこの映画を観ていて都会で暮らしていて遊ぶところも制限されてる子供達がちょっと可哀そうになってきました。
あつぼうが小さい頃は大阪でも子供達が遊べる公園などがたくさんあったもんです。
それが今ではマンションなどに変わってしまって、マンションのおまけみたいな公園だけが残ってます。
ほんと寂しくなってきます。

特に盛り上がりもなく沖縄に住む家族の日常を描いてるのですが、それが凄くいいんですよ。
とにかく一家が個性豊か過ぎて個々のキャラが際立ってます。
あつぼうは父ちゃんがお気に入りです。
風でカツラが飛んで美恵子が虫取り網で追いかけるシーンは大爆笑しましたよ。
父ちゃんが弾く三線の音色と歌が良かったですよ。
聴いてるだけで沖縄にいてるような錯覚を覚えます。

台詞が沖縄の方言なんで日本語字幕が必要です。
途中で何を言ってるのかさっぱり分からないシーンがありましたよ。
特に沖縄の老人達が話してる言葉は字幕なしでは理解出来なかったです。

淡々としていながらもあつぼうに元気をくれた映画でした。

評価晴れ晴れ晴れ(3.4)





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最終更新日  2007年04月23日 23時58分19秒
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