|
テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:邦画
2006年 日本 吉行和子 浅田美代子 緒形拳 三宅裕司 島田紳助 島田洋八 山本太郎 工藤夕貴 穂積ペペ ストーリーは、戦後まもない広島で、原爆症の父を亡くし、居酒屋で懸命に働く母に育てられていた少年、明広。ある日彼は、母のもとを一人離れ、佐賀にある祖母の家で暮らすことに。ばあちゃんと2人きりの貧乏暮らしだったが、明広は毎日を一生懸命生き、ばあちゃんから様々なことを学んでいくのだった…。 島田洋七の自伝的ベストセラー小説を映画化した感動ドラマ。昭和30年代の佐賀を舞台に、貧しくとも明るく元気に生きる祖母と孫の心のふれあいをノスタルジックに綴ってます。 あつぼうも小さい頃は両親が水商売をしてて家にいてなかったので、おばあちゃんに育てられたんですよ。 だからこの映画には凄く共感できました。 この映画も古き良き昭和が舞台なんですが、貧しくてもこの時代の人達には明日に向かって生きていくって強さがあふれてますよね。 夢があり目標があるから少々の事ではへこたれないですからね。 現代人がなくしてしまった大切なものを再発見出来る映画でもありました。 がばいばあちゃんの言葉ってシンプルやけど胸にズシンとくる言葉が多かったです。 シンプルゆえに学ぶ事も多いし、その言葉の深い意味を考えさせられる事も多いです。 小さい頃ってばあちゃんの言う事ってあんまり聞いてなかったけど、実際には凄く身になる事を言ってたんでしょうね。って今になって思います。 この時代のおばあちゃんの知恵袋って自分自身にプラスになる事が多いんでしょう。 映画の中では明広とがばいばあちゃんの貧乏生活がメインです。 強引に母親から離されてがばいばあちゃんに預けられたけど、明広にとっては凄くプラスやったのかも。 がばいばあちゃんから色々と学び、真っ直ぐに成長していく姿はいいもんです。 明広が野球部のキャプテンになった時に、スパイクを買いに行くがばいばあちゃんの嬉しそうな顔って印象的でした。 「明広が大将になったから一番高いスパイクをくれ」って苦しい生活費でプレゼントするシーンはちょっと泣きそうになりました。 今までどれだけ頼んでも何も買ってくれなかったがばいばあちゃんやけど、明広が大将になったのが本当に嬉しかったんでしょうね。 運動会でも貧しい明広の弁当は白ご飯に梅干とシソだけなんですよ。 誰も運動会を観に来てくれない明広は教室でそのご飯を食べるのですが、先生が教室にきて「急にお腹がいたくなってきたから弁当を替えてくれ」って自分の豪華な弁当と明広の質素な弁当を交換するんですよ。 その後も他の先生がお腹が痛くなったって言って教室にくるのが面白かったです。 人の温かさを感じるシーンでした。 がばいばあちゃんを演じた吉行和子が凄く良かったです。 本当のがばいばあちゃんを知らないのですが、吉行和子演じるがばいばあちゃんは好きです。 それと先生役の山本太郎がいい味だしてました。 昭和ってこういう熱くて情熱的な先生がいてたなって思い出しました。 評価(3.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|