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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2002年 アメリカ サム・ロックウェル ドリュー・バリモア ジョージ・クルーニー ジュリア・ロバーツ ストーリーは、1960年代、アメリカ。いち早くテレビの可能性に着目し、そこでの成功を夢見るチャックは、色々な番組企画を発案してテレビ局に売り込んだ。しかし、いずれも採用されることはなく、やさしい恋人ペニーに慰められる日々が続く。自信満々で持ち込んだ視聴者参加型テレビショーの企画も結局は日の目を見ずに終わる。失意のあまり、バーに入り浸るチャック。ところがそんな時、彼の前に謎の男ジムが現われる。ジムはチャックに近づくと、高い報酬と引き換えにある仕事を持ちかける。それはCIA工作員となり合衆国にとって邪魔な人物を抹殺するというものだった…。 70年代アメリカにおいて、テレビ番組『ゴング・ショ-』などで一世を風靡し、お茶の間の人気者だった伝説のプロデューサー兼司会者のチャック・バリスが、自らCIAの秘密工作員をしていたと語った衝撃の告白本(真偽のほどは不明)を基に、俳優ジョージ・クルーニーが初監督に挑んだサスペンス・ドラマ。 まず最初にこの映画を観終わって思ったのは、チャック・バリスの妄想の世界を映画化したのかなって事です。 あまりにも現実的ではないので本を売るために衝撃的な内容にしたのかもって思いました。 CIAは前面否定してるけど、そりゃ認めたらとんでもない事になりますからね。 テレビショーの豪華賞品でもある旅行の添乗員となり、暗殺をするって無理がありますよ。 暗殺したい人物がいてる国を景品にしなあかんし、彼が行く国で暗殺ばかりあったら怪しまれますよね。 CIAが極秘裏にこの暗殺計画を進めてたら、あんなに簡単にスカウトしないでしょうね。 もし断られたら秘密を知ったって事でその人を殺すのかな? まぁ~CIAやから何をしてもおかしくないですけどね。 この映画を観る時にチャック・バリスの自伝の真意は脇に置いてた方がいいですね。 映画ファンとして、ほんとであろうが嘘であろうが映画として面白く出来てたら合格ですから。 でもねこの映画には合格点をあげにくいんですよ。 内容的にも一般受けするような映画でもないし、淡々と暗い雰囲気で進行していくのがちょっと重すぎます。 別に重い映画が嫌いではないのですが、全体を通して敗北感を味わうような感じを受けてしまってどうも好きになれなかったです。 チャック・バリスを演じたサム・ロックウェルは良かったですね。 TVプロデューサーと殺し屋を平行して続けていって精神的にもおかしくなっていく彼を巧く演じてましたね。 CIA仲間が暗殺された事によって、どこまでが現実でどこからが幻想なのか分からなくなっていくチャックは精神的にも極限にまで追いつめられてたんでしょうね。 誰を見ても殺し屋に見えてしまうほど恐怖が彼の精神を支配してたはずです。 そんな彼を支え続けたペニーを演じたドリュー・バリモアはキュートでした。 まだちょっと小太りの彼女ですが、やっぱりあの笑顔は最高です。 これねブラピやマット・デイモンがカメオで出演してるけど、その登場方法が笑えました。 ジュリア・ロバーツもそうやけど、【オーシャンズ11】の出演者達が出てるんですよね。 これもジョージ・クルーニーの人望でしょうね。 評価(2.5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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