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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ ニコラス・ケイジ マイケル・ペーニャ マギー・ギレンホール マリア・ベロ スティーヴン・ドーフ ストーリーは、2001年9月11日の早朝。いつものように家を出て署へと向かう港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長。彼は署に着くと部下たちを集め“お互いを守り合い、事故のないように”と言葉をかけ、それぞれの現場へと送り出す。ところが間もなく、世界貿易センタービルの北棟に旅客機が激突する大惨事が発生、港湾警察官たちに緊急招集がかけられる。すぐさまマクローリンを班長とした救助チームが結成され、現場へと急行する。現場の惨状に言葉を失う彼らだったが、新人警官のヒメノを含む4人の警官が、マクローリンと共にビル内に入ることを志願する。しかし、彼らがビルに潜入した直後、大音響と共にビル全体が崩れ始めるのだった。 オリバー・ストーン監督が、この映画で伝えたかったものは家族愛ってところかな。 政治的な方面からは描いてないので今まで観た同時多発テロ映画とは少し違った角度から描いています。 事故の詳細も分からないままに救助に向かう港湾警察官達。 まさか世界貿易センタービルが崩壊するなど思ってないけど、ただ残された人たちを助けたいって気持ちだけで勇敢にもビルの中に入っていきます。 自分達から志願してビルの中に入っていくけど、使命とはいえこの勇気には感動しました。 世界中のほとんどの人がテレビで崩壊のシーンを見てたけど、その中ではこれほど壮絶なドラマがあったとは想像出来なかったです。 崩壊後、奇跡的に瓦礫の下敷きになりながら助かったマクローリンとヒメノですが、身動きする事すら出来ずに救出を信じて頑張り続けます。 この絶望的な状況で2人を支えたのはお互いの存在と愛する家族の存在でした。 眠るとそのまま死んでしまう可能性があるので、2人はお互いの事を話しながら励ましあいます。 瓦礫が崩れたり炎が吹き上がったりした時は2人ともそれなりの覚悟はしてたでしょうね。 紙に家族宛の言葉を残したり、繋がらない無線に家族の事を言ったり・・・。 いつ崩壊してもおかしくない場所で救助を待つのは本当に生きた心地がしないでしょう。 家族愛を大切にするスピルバーグのような映画になったなって思ったけど、行方不明になった家族の生存を信じて待つ家族の心境は巧く描かれてたと思う。 この映画のように生存してたケースは稀でほとんどの家族が愛する人を亡くしてしまいました。 助かった人にスポットをあてた映画なんで、少しアメリカ万歳的なムードもありますが、これも一つのドラマであって嫌いではないです。 結局のところ世界貿易センタービルではニューヨーク市消防局の消防士343人、ニューヨーク市警察の警察官23人、ニューヨーク港湾管理委員会の職員37人が犠牲になりました。 この映画には当事者でもあるジョン・マクローリン氏と、ウィル・ヒメノ氏も劇中に特別出演しています。 夫が生きてると知った時の家族の喜びようには涙してしまいました。 評価(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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