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テーマ:DVD映画鑑賞(14217)
カテゴリ:邦画
2006年 日本 松雪泰子 豊川悦司 蒼井優 山崎静代 池津祥子 徳永えり ストーリーは、昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。時代は石炭から石油へと変わり、閉山が相次ぎ、町は先細りの一途をたどっていた。そこで、起死回生のプロジェクトとして豊富な温泉を利用したレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”が計画された。そして、目玉となるフラダンスショーのダンサー募集が地元の少女たちに対して行われた。この町から抜け出すチャンスだと考えた早苗は紀美子を誘って説明会へと向かう。説明会では、セクシーな衣装で踊る姿に、大半の応募者が逃げ出し、残ったのは紀美子と早苗の他には初子と小百合のわずか4人だけだった。そんな中、元SKD(松竹歌劇団)のダンサー平山まどかがフラダンスの教師として東京から招かれる。しかし、とある事情で渋々やって来たまどかは、教える相手がズブの素人と分かり、完全にやる気を失ってしまう…。 炭鉱が舞台になってるって事で、あのイギリス映画の名作【ブラス】を思い出しました。 ブラスバンドとフラダンスの違いはあるけど2作とも本当に面白いです。 様々な苦難を乗り越えていくサクセス・ストーリーって観てきて気持ちがいいですよね。 炭鉱の町にいきなりハワイをテーマにしたレジャー施設を建設するって言っても賛同は得られなかったでしょうね。 炭鉱夫にとっては炭鉱こそ未来のエネルギーになると信じてたから最初はレジャー施設を計画してる人達を裏切り者って思ってたでしょう。 特にフラダンスはおへそを出して腰を振って踊るから田舎町の人達にとってはストリップと同じように考えてたと思う。 そんな逆境に真正面から立ち向かったフラガール達って本当に強くて素晴らしいです。 最初はフラダンスの事など何も分からない娘達と、フラダンスの教師、平山まどかとの価値観のズレなどが巧く表現されてました。 使命感と娘達の頑張りを目の当たりにしてまどかの気持ちにも変化が訪れるのですが、こういう展開って良くありますよね。 でもこういう展開はかなり好きです。 昭和40年代って今のように簡単にハワイに行く事など出来なかった時代です。 そんな時代に日本にハワイを作ろうとする発想が凄いけど、それを実現した実行力も凄いです。 その成功の陰には平山まどかとフラガール達の努力があって、その姿に共感した町の人達の協力がありました。 今でも経営を続けてるのが立派ですよね。これだけハワイが身近になったのに、まだまだ利用者があるって事はそれだけ充実した施設なんでしょうね。 一度は行ってみたいもんです。 蒼井優が好きなあつぼうはどうしても彼女ばかり観てしまったけど、相変わらず演技が巧いです。 なによりもラストのフラダンスのシーンは凄い迫力でいったいどれだけ練習したんやろうって思いました。 訛りだらけの方言も何の違和感もなく聞けたし、やっぱり彼女は天才ですね。 それと静ちゃんも頑張ってましたね。 キャラ的には漫才をしてる時とそれほど違いはなかったけど、存在感は抜群でした。 噂どおり楽しめる映画でした。 評価(4.2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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