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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:韓国映画
2005年 韓国 チョン・ウソン イム・スジョン チャ・テヒョン ソン・テヨン イ・ギウ ストーリーは、恋に不器用な消防士のジヌとその恋人スジョン。ついにプロポーズを決意した日、ジヌは再び火災現場へと向かってしまう…。定職を持たない青年ハソク。恋人スッキョンはそんな彼にいよいよ愛想を尽かしてしまう。彼女の心をつなぎ止めようと始めた仕事は“別れさせ屋”。次々と依頼が舞い込み、彼女も見直してくれると思われたが…。会社を興し忙しい日々を送る母とその一人息子。ある日、母は不治の病が発覚、入院してしまう。入院中は毎日会えると喜ぶ息子だったが…。遊園地で着ぐるみのバイトをする耳の聞こえない少女スウン。彼女は園内で似顔絵描きをする青年サンギュに恋するが…。 間違なく今年観た映画で上位にランキングされるぐらい素晴らしい映画でした。 4組の別れを描いた映画やけど別れに辿り着くまでの展開が凄く上手い! 優しい展開で心地いいのですが、悲しいラストへ向かっていくんですね。 最初から別れがテーマになってるのでラストの展開は読めるけど、それでも良かったです。 ラスト20分ぐらいは、切なさ全開で涙腺がユルユルのあつぼうには涙を堪える事が出来なかったです。 簡単に別れって言葉では括れないって思うほどいろんな別れがあります。 親との別れ、愛する人との別れ、そして別れの理由も様々。 チャ・テヒョンが演じた別れさせ屋って考えた職業やなって思いました。 でも別れの言葉を他人に頼むって行動はどうかな・・・。 やっぱり最後は自分でケジメをつけるべきですよね。 っていいながらもこのエピソードのラストは凄く好きなんですけどね。 個人的には今年の2月に母親を亡くしてるので、母と息子のエピソードは自分の事のように観てしまいました。 癌に苦しむ母親に何もしてあげれない自分が腹立たしいんですよ。 だから「自分が変わってあげたい」って言ってしまったんでしょうね。 その言葉に激怒した母親の気持ちも痛いほど分かります。 もし子供が病気になったら親として辛いし、変わってあげたいって気持ちは並々ならぬものですよね。 チョン・ウソンのエピソードも良かったです。 消防士って設定からしてラストが読めるのですが、あのラストシーンは反則ですよね。 チョン・ウソンって【デイジー】を観てファンになったけど、この映画でも優しい笑顔が冴えてました。 ますます注目していきたいです。 そして最後は耳の聞こえないスウンと絵描きのサンギュの物語。 全く表情が現れないはずのヌイグルミやのに、スウンの切ない気持ちが伝わってきました。 耳が聞こえない事、そして顔に残る火傷の跡でどうしても着ぐるみを脱ぐ勇気が出ないのが切ないですよね。 小人達のアシストも素晴らしいけど最後の遊園地が凄く綺麗でした。 この4つのエピソードが、ほんの少しずつ絡み合ってるのも面白いところですね。 なんか別れをテーマにしてるのに後味が悪くない不思議な映画でした。 あつぼうオススメです。 評価(4.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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