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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:韓国映画
2005年 韓国 シン・ハギュン チョン・ジェヨン カン・ヘジョン イム・ハリョン ソ・ジェギョン ストーリーは、朝鮮戦争が続く1950年代。山の奥深くに、他の土地から隔絶し自給自足の生活を送る不思議な村“トンマッコル”があった。笑顔が絶えず、争いごともない平和なその村に、ある日アメリカ人パイロットのスミスが操縦する飛行機が不時着する。その後、道に迷った韓国軍兵士2人と北朝鮮人民軍の兵士3人もそれぞれ村に姿を現す。村で顔を合わせた両軍兵士たちはすぐさま武器を手に一触即発の状態に。しかし、戦争を知らない村人たちは、そんな彼らを気にする様子もなく、のんびりした日常も変わらない。いつしか兵士たちも打ち解けていき、笑顔を取り戻していくのだったが…。 韓国で2005年度の興行成績第1位に輝いたヒューマン・ファンタジー・ドラマ。 みんなのブログでも紹介されていて気になってたからレンタルして観ました。 さすがに支持率の高い映画だけあって本当に面白かったです。 戦争というものをこういう角度で映像化出来る韓国映画の底力を感じました。 朝鮮戦争って同じ民族が北と南に分かれて闘うんやから悲しい事ですよね。 本当に相手の事が憎くて戦争に参加した人もいたやろうけど、上層部の命令で仕方なく参加した人も多かったはず。 脱走兵は銃殺って映画の中でも言ってるように結局は上の命令は絶対なんですね。 敵に出会うと殺される前に殺せって時代・・・。 そんな韓国軍兵と北朝鮮人民軍がトンマッコルという村で顔をあわせてしまいます。 一発即発の状態やけど、銃の事すら知らない村人達の対応が面白かったです。 あの村人の笑顔を観ると戦争して殺しあう事が虚しく感じてしまうんでしょうね。 村人の大切な貯蔵庫を誤って爆破してしまい、食料を確保するという一つの目的を持つ事によって兵士達の憎しみあう気持ちにも変化がでます。 この貯蔵庫が爆破された時にポップコーンが舞うのですが、そのシーンはかなりのお気に入りです。 気持ちが通じ合い奇妙な友情が芽生えるのですが、戦争の足跡はトンマッコルにも押し寄せてきます。 このトンマッコルに住む村人達を観てると、こっちまで和んできます。 周りの人まで笑顔に出来るこの村って本当に素晴らしいです。 実際にこういう村が世界にあれば戦争っておきないのかも。 あつぼうは韓国人俳優の事は全然知らないけど、みんな演技が良かったですよ。 表情に深みがあるって言うのか、とにかく渋かったです。 カン・ヘジョンっていう女優さんの演技もピュアでよかったです。 この映画のラストに向う30分ぐらいは、観ていて辛くなりますよね。 あのラストシーンが美しくて、戦争って雰囲気がしなかったです。 反戦映画でもあるのですが、ファンタジーが少し入った不思議な映画でした。 評価(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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