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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ レオナルド・ディカプリオ ジェニファー・コネリー ジャイモン・フンスー ストーリーは、激しい内戦が続く90年代のアフリカ、シエラレオネ。愛する家族とつましくも満ち足りた生活を送る漁師ソロモン。しかしある日、反政府軍RUFが襲撃、ソロモンは家族と引き離され、ダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられる。そんな中、彼は大粒のピンク・ダイヤを発見、その直後に起きた政府軍による来襲の混乱に紛れてダイヤを秘密の場所に隠すのだった。一方、ダイヤの密輸に手を染める元傭兵ダニーはある時、密輸に失敗し投獄される羽目に。すると、その刑務所にはソロモンも収容されていた。そして、彼が巨大ピンク・ダイヤを見つけ隠していることを耳にしたダニーは釈放後、ソロモンも出所させ、家族捜しに協力する代わりにダイヤの隠し場所を明かすよう迫る。また、アメリカ人女性ジャーナリスト、マディーに対しても、彼女が追っている武装組織の資金源“ブラッド・ダイヤモンド”の実態に関する情報をエサに、自分たちへの協力を取り付ける。こうして3人は、それぞれの思惑を胸に、ピンク・ダイヤを目指す危険な道へと進んで行くのだが…。 この映画を観た後には、結婚式にダイヤモンドの指輪をって思えなくなりますよ。 我々先進国の人達ってお金さえ払えばダイヤモンドが手に入る状況にあるけど、その裏側ではどれだけの血が流れてるのか知らなかったです。 先進国の人達がダイヤモンドを買わなければ、アフリカでダイヤモンドの利権を争うような紛争は起きないのかも。 結局このダイヤの利権を巡る紛争で、全くダイヤに興味のないアフリカの人達が虐殺され、難民となり家族と引き離されてしまってるんです。 自分達の利益のためなら人の命なんて何とも思ってないのが怖いです。 【ホテル・ルワンダ】の時にも感じたけど、アフリカの人達の命ってあまりにも軽く扱われすぎです。 ルワンダでは100万人、そしてこのダイヤの利権争いではいったい何人の人が虐殺されたんでしょう。 映画の中でアフリカの土が赤いのは血が染みこんでるからって言うシーンがあるけど、ほんとにそれぐらいの人が虐殺されたんでしょうね。 反政府軍RUFが誘拐してきた子供達を兵士として教育するけど、これって本当にあった話らしいです。 無垢な子供達が殺人マシーンへと変化していく過程が怖かったですよ。 なんの躊躇もなく引き金をひいて罪もない村人を殺すんですよ。 その時の表情がまた無表情なんで感情まで殺されてるって事ですね。 この映画はディカプリオの演技が素晴らしかったですよ。 【タイタニック】以降のスランプは脱した感があります。 【ディパーテッド】の演技も凄かったけど、この映画のディカプリオは必見ですよ。 その彼を凌ぐような演技をしてたのがジャイモン・フンスー! この人の家族を思うような気持ちが爆発する演技を見てるだけで涙が出そうになりました。 そうそうジェニファー・コネリーも良かったかな。 途中でディカプリオとの距離が近づいてベッドシーンになるかなって思ったけど、そこはスルーしたので監督に拍手をおくりたいです。 前から言ってるけど、こういう映画にベッドシーンはいらないです。 アフリカ大陸にはまだまだ資源が眠ってるので、それらがお金になるって分かるとまた紛争が起こったりするんでしょうね。 その紛争を煽ったりしてるのが先進国であり、自分達の贅沢のためにアフリカがどうなってるのか考えてもないんでしょうね。 あつぼうもこの映画を観るまではダイヤを巡る紛争をしらなかったですよ。 この映画を観終わってからテレビなどで宝石を自慢してる芸能人が凄くバカにみえてきました。 評価(4.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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