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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2005年 アメリカ ヴィゴ・モーテンセン マリア・ベロ エド・ハリス ウィリアム・ハート ストーリーは、インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営するトム・ストールは、弁護士の妻と2人の子どもとともに穏やかな日々を送っていた。そんなある夜、彼の店が拳銃を持った2人組の強盗に襲われる。しかしトムは驚くべき身のこなしで2人を一瞬にして倒してしまう。店の客や従業員の危機を救ったトムは一夜にしてヒーローとなる。それから数日後、片目をえぐられた曰くありげな男がダイナーに現われ、トムに親しげに話しかける。人違いだと否定するトムだったが、トムの過去を知るというその男は、以来執拗に家族につきまとい始める。 ある事件をきっかけに夫の過去を巡る黒い疑惑が浮上、平穏だった一家が暴力と罪の渦に呑み込まれていくさまを描いた衝撃のサスペンス・ドラマ。 監督がデヴィッド・クローネンバーグって事でかなり気合を入れて観たのですが、意外とあっさりしていてビックリです。 なんかクローネンバーグらしさが発揮できてなかったかな。 ストーリーがそれほど新鮮さがないのでクローネンバーグ独特の世界観が描かれてたらもっと楽しめたのに。 それでも銃撃戦やセックスシーンなどは、今までどおり生々しかったです。 危機を救ってヒーローになったためにマフィアに執拗につきまとわれる恐怖を描いてるけど、エド・ハリス演じるマフィアがそこにいてるだけでも恐怖感ってつのりますよ。 自分だけではなくて愛する家族を守らなければいけないので生きた心地はしないです。 トムが強盗相手やマフィア相手にみせる身のこなしってセガールのような強さがありましたよ。 痛さがダイレクトに伝わってくるような攻撃なんで、ここらへんがタイトルにもあるバイオレンスなんですよね。 人間が持つ二面性が凄くリアルに描かれていて、観ているものに日常的な出来事のように錯覚させてしまう演出の巧さはありました。 防衛本能が働いただけなのか、それともトムの過去に何かがあったのかは観てのお楽しみです。 ヴィゴ・モーテンセンって巧い役者ですよね。 どうしてもロード・オブ・ザ・リングの印象が強いけど、表情の変化が素晴らしいです。 家庭を愛する優しい父親の顔と犯罪者には非情になれる時の顔が全然違うんですよ。 特に後者の顔は恐いですよ~。 この人の演技力だけで最後までもったかなって思えるぐらい印象に残りました。 マリア・ベロも頑張ってましたよ。 なんせ夫婦のセックスのマンネリを避けるためにコスプレでプレイをするぐらいですから(笑)。 それにしてもチアガール姿はかなり無理がありました。 エド・ハリスは悪役を演じると凄みがあって恐いですよね。 こういう映画ってネタバレになったらダメなんで感想を書きにくいですよ。 何を書いてもネタバレになってしまう映画は辛いです。 だから今日はこれまでにしておきますね。 評価(3.1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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