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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ ライアン・フィリップ アダム・ピーチ ジェシー・ブラッドフォード ポール・ウォーカー バリー・ペッパー ストーリーは、太平洋戦争末期、硫黄島に上陸したアメリカ軍は日本軍の予想以上の抵抗に苦しめられ、戦闘は長引き、いたずらに死傷者を増やす事態に陥っていた。そんな中、擂鉢山の頂上に星条旗が高らかに翻る。この瞬間を捉えた1枚の写真が銃後のアメリカ国民を熱狂させた。星条旗を掲げる6名の兵士、マイク、フランクリン、ハンク、レイニー、アイラ、ドクは一躍アメリカの英雄となるのだった。しかし、その後祖国に帰還したのはドク、アイラ、レイニーの3人だけだった。国民的英雄として熱狂的に迎えられた彼らは、戦費を調達するための戦時国債キャンペーンに駆り出され、アメリカ各地を回るのだったが…。 巨匠クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争で壮絶を極めた硫黄島での戦いを、アメリカ側、日本側それぞれの視点から描く2部作の第1弾。硫黄島の擂鉢山に星条旗を掲げる6名の兵士を写した有名な戦争写真の裏側に秘められた真実の物語を描く人間ドラマ。 硫黄島の戦いでとられた写真の裏にはこういう事があったんですね。 アメリカ政府は国民に国債を買わせるために、英雄を作り上げて戦争を美化してたんですね。 ハッキリ言ってこれって詐欺ですよね。 それだけこの戦争に総力をあげてたアメリカは資金難やったって事です。 アメリカが資金難ってところが凄く意外でした。 豊富な資金をバックに総力戦を挑んできてるって思ってたのですが、国民に国債を買わせるぐらい困ってたとは・・・・。 結局、金・金で戦場の最前線で戦ってる兵士の命が軽く扱わすぎですよね。 政治家ってしょせんは机の上で物を考えるから命よりも金になるのかな。 これは今のイラク戦争でも言える事ですよね。 クリント・イーストウッドもこういうところを皮肉りたかったんでしょうね。 硫黄島での戦闘シーンは迫力がありました。 次々と上陸してくるアメリカ兵とそれを迎え撃つ日本兵。 NHKの特番で硫黄島の事をやってたので観たのですが、水攻めや火あぶりって言うような攻撃があったと知ってショックを受けました。 これは【硫黄島からの手紙】で描かれてるのかな。 【硫黄島からの手紙】は近々観る予定なもんで・・・・。 日本兵がどこから撃ってくるか分からない状況で上官に「いけ~」って言われても普通は行けないですよね。 勇気がないとかそういう問題ではなく、自殺行為に近いからです。 でも戦時中ってこういう気持ちすら麻痺させてしまうのか、みんな突っ込んで行くんですよね。 そして次々と撃たれて死んでいくんです・・・。 戦争って酷いものやって分かっててもこの命の軽さには辛くなります。 戦争には情報操作がつきものやけど、この映画のような情報操作は気分が悪くなりますよ。 マイケル・ムーア監督がイラク戦争に賛成してる政治家に突撃取材してたけど、「あなたの息子をイラクへ行かせては?」って聞かれた政治家は答えに困ってました。 結局自分の身内を危険にさらさずにイラク戦争に息子と同じような年の子供達をイラクに派遣してるんですよ。 最低な政治家です。 話はそれたけど、こういう映画を観る事によって戦争の酷さを知ってもらえたらいいですね。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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