|
テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ/イギリス/フランス ギャスパー・ウリエル コン・リー リス・エヴァンズ ケヴィン・マクキッド ストーリーは、1944年のリトアニア。戦禍で両親を亡くしたハンニバル少年は、幼い妹ミーシャと2人で山小屋に隠れ住んでいた。ある日、残忍な逃亡兵グループが山小屋を乗っ取り、か弱いミーシャは彼らに殺されてしまう。その後、心を閉ざしたまま孤児院で成長したハンニバルは、やがて脱走し唯一の親類を求めてパリの叔父のもとへと向かう。しかし、すでに叔父はこの世を去り、未亡人の日本人女性レディ・ムラサキが、ハンニバルを温かく迎える。ハンニバルは彼女のもとで高度な教育を受けると共に、次第に心の奥底に封印されていた復讐の情念を目覚めさせていくのだった。 トマス・ハリス原作の“ハンニバル・レクター”シリーズの「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に続く映画化第4弾。 このシリーズってどんどん面白くなくなってきてたけど、今作はなかなか良かったです。 ハンニバルの原点を描いてるけど、幼少期にハンニバルにこれほど過酷な出来事がおこってたとは・・・・。 あの最悪のエンディングを迎えた【ハンニバル】には酷評する人が多かったけど、この映画を観るとあのエンディングの意味も分からないでもないです。 繋がりは見えたけど、【レッド・ドラゴン】のハンニバル・レクターに辿りつくまでには後2作ぐらい制作しようって企んでる制作側の意図がみえたなぁ。 あつぼうは個人的にはギャスパー・ウリエルが主役で青年期のレクターをもっと観たいって思います。 ギャスパー・ウリエルの冷酷な笑みってほんまに恐かったです。 まぁ~彼はハンサムでモデルのような体型なんで、絶対にアンソニー・ホプキンスにはならないですけどね(笑)。 幼少期の過酷の出来事によって一人の人間の人格が形成されていくけど、まだまだレクターは完成されてないんですよ。 この映画の頃は冷酷な復讐鬼って感じで知的な雰囲気がまだないです。 でも復讐の方法は、これからのレクター博士を彷彿させてたけど、計算されつくしたって感じはなかった。 やっぱりこれは続編があるな・・・。 この映画でも日本文化が勘違いされて描かれてるのが笑えます。 なんでハリウッドって日本文化を正しく描けないんでしょう。 さらにレクターを助ける日本人女性の名前がレディ・ムラサキですからね(笑)。 いつも思うけど、なんで日本人以外が日本人を演じるんかな。 それだけ日本人の人材不足なのかな・・・・。 ギャスパー・ウリエルは大注目ですよ。 難しい役柄を演じてたけど、観客に与えるインパクトも凄かったと思います。 久しぶりに背中に冷たいものが流れるような演技をみせてもらいました。 これから注目したい俳優です。 今は人気キャラの原点にスポットをあてる映画が多いような気がします。 【バットマン】にしてもレクターにしてもシリーズを継続するために原点を描いてるんやろうけど、意外ところが成功してるんですよね(笑)。 まぁ~裏を返せばネタ不足のハリウッドって事ですよね。 自分のお気に入りのキャラの過去をみれるのって嬉しいけどね。 これからも色々な原点映画が出来ると思うけど【ジョーズ】はダメですね。 あの凶暴なサメが生まれてから、凶暴になるまで描くなんて退屈極まりないですから(笑)。 評価(3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|