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カテゴリ:海外文庫
こだわりのティーショップを営むセオドシアは36歳。アメリカ屈指の茶葉鑑定人と、一流の菓子職人の3人で切り盛りする店は、いつも常連客で大にぎわい。毎年恒例の出張ティーサロンは今年も大盛況…のはずが、カップを持ったまま死んでいる男が発見されたから、さあ大変。容疑をかけられた大切な友人の無実を証明するため、セオドシアが素人探偵となって殺人事件に挑む、シリーズ第1弾!巻末には紅茶レシピ付き。 読書の秋って事で本を読むペースが早くなってしまってます(笑)。 最近では色々なコージーミステリーが翻訳されて、読む機会が増えたけど今度はティーショップを営むセオドシアが主人公のシリーズです。 個人的にはお菓子探偵ハンナが好きなので、この手のコージーミステリーは楽しめました。 まだまだハンナシリーズには及ばないものの、親近感のわく登場人物はいいですよ。 物語の舞台はサウス・カロライナ州のチャールストン。 イギリスの植民地時代の名残りを色濃くとどめている町です。 まさにそんな町にピッタリのティーショップを経営するセオドシア。 ティー・ブレンダーのドレイトンとパティシエのヘンリーの3人で経営してるけど、その道のプロが集まったようなこの店が近所にあったら毎日行ってしまいそうです。 セオドシアはミステリー小説のファンでメアリー・ヒギンズ・クラークなどがが好きです。 その趣味のおかげで素人探偵とは言え、警察も舌を巻くほどの推理力を発揮します。 時には大胆に、時には慎重に捜査をすすめていくセオドシアって魅力的な主人公でした。 ティーショップが舞台なんで世界各国の有名なお茶が登場します。 日本の玉露が登場した時にはおもわず嬉しくなりました。 コージーミステリーってシリーズが進むほど、親しみがわいてくるのでこのシリーズもこれからが楽しみです。 評価(4.0) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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