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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:イギリス映画
2006年 イギリス アルファーン・ウスマーン ファルハド・ハールーン リズワーン・アフマド ストーリーは、9.11同時多発テロを発端にアフガニスタンへと侵攻したアメリカは、その後拘束したテロリスト容疑者をキューバのグアンタナモ湾にある米軍基地へ移送収容していることが明らかとなる。このグアンタナモ米軍基地は、国交のないキューバ領内にあることからアメリカ国内法も適用されないきわめて特殊な場所。その状況が悪用され、ここに収容された人々は犯罪者として法律に従った手続きを経ることもなく、また捕虜としてのジュネーブ条約が適用されることもなく、アメリカ政府の一存で長期間の拘束が行われている。さらに、収容者に対する日常的な拷問の実態も次第に明らかになってきたことで、収容所の閉鎖を求める世界的な声が高まっている。本作は、友人の結婚式に出席するためパキスタンを訪れたパキスタン系イギリス人の3人の若者が、不当な疑いをかけられてテロリストとして拘束され、2年以上にも及ぶグアンタナモでの収容所生活を強いられたという衝撃の事実を忠実に再現、グアンタナモ収容所の恐るべき真実を告発する実録ドラマ。 社会派マイケル・ウィンターボトムが監督してるだけあって細部までリアルに再現してる映画でした。 同時多発テロでは被害国となったアメリカやけど、これだけ無慈悲な拷問を繰り返してると、また痛い目をみるような気がします。 今作では友人の結婚式に参加するためにイギリスからパキスタンを訪れた善良な市民がアルカイダと間違われて拘束されます。 同時多発テロ直後には、アメリカ兵の目にはイスラム教徒が全て敵にうつってたかも知れないけど、みんながアルカイダのような攻撃的な人ばかりではないし、ほとんどの人が善良な市民なんですよね。 確かに自国を攻撃されて憎しみってあるけど、このグアンタナモでのアメリカがおこなった拷問の数々はジュネーブ条約にも反してるし、人間としてやってはいけない行為です。 一時期ニュースでアメリカ兵が捕虜としてとらえたイラク人を裸にして写真を撮ってたのが話題になってたけど、それに近いものがあります。 無実の罪で収容所におくられる3人を待ってたのは、想像を絶する拷問の数々。 よくもこれだけ精神的に追いつめるような拷問を考え付いたなって感心してしまいますよ。 それでも最後まで信念を貫いて嘘の罪を認めなかった3人って強いですよね。 普通これだけの拷問をされたら数日しか持たないはず。 楽になりたいって気持ちで嘘をついてしまいそうなもんです。 こうやって映画化されてるエピソードなんてほんの一部なんでしょうね。 アメリカ兵による虐待ってもっともっとあると思う。 ブッシュが大統領をやってるかぎりは改善されそうにもないですね。 やっぱりここはゴアが出馬してくれたら平和になるかな・・・・。 評価(3.6) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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