映画と小説の保管庫

２００７年　　アメリカ　　
ニコラス・ケイジ　　エヴァ・メンデス　　サム・エリオット　　ピーター・フォンダ　　

ストーリーは、危険なバイクスタントのショーで人気を博す天才ライダー、ジョニー・ブレイズ。そんな彼にはある秘密があった。17歳の時、病気の父親の命を救うため、悪魔メフィストと取引をして魂を売り渡してしまったのだ。自らの運命を悪魔に握られていたジョニー。そして彼が30歳の時、メフィストが再び彼の前に現れる。メフィストはジョニーに魔界の反逆者ブラックハートを捕らえるよう命じる。メフィストにより魔界の力を得て、ゴーストライダーとなったジョニーは、“地獄（ヘル）バイク”に乗ってブラックハート率いる悪魔軍団を追いつめていくが…。　　

あの最低な駄作【デアデビル】のマーク・スティーヴン・ジョンソン監督が再びアメコミの映画化に挑戦！
前作の大失敗の教訓を生かしたのか、今作は【デアデビル】よりは楽しめる作りになってました。
と言ってもあくまで【デアデビル】よりはですよ（笑）。
この映画はアメリカでは大ヒットしたけど、アメリカ人ってほんとこういう映画が好きですね。
そういえば【デアデビル】も１位を獲得してましたからね。

悪魔と闘うシーンなどは、なんか単調で盛り上がりに欠けてました。
せっかく４人も悪魔が登場するのに、どれも強さを感じないんですよね。
この悪魔ならセガールでも倒せるかもって思ってしまいました。
この監督は次もアメコミの映画を獲るかもしれないけど、まだまだ勉強の余地があります。

悪魔と出会うと顔が火のついたドクロになるけど、メチャクチャ不気味でしたよ。
そしてカッコ悪かったです･･･。
ゴーストライダーがバイクで走ると道は破壊されるし、周りを気にせずに暴れるしアンチヒーローって感じでした。
朝になると炎が消えてドクロがニコラス･ケイジに戻るけど、あんまり変わってなかったから笑ってしまいましたよ。
どうもニコラス･ケイジの情けない顔が印象的で････。

１７歳のジョニーを二枚目俳優のマット・ロングが演じてるのですが、彼が１３年後にはニコラス・ケイジになるわけがないです（笑）。
【初体験／リッジモント・ハイ】のニコラス・ケイジ（１８歳）と較べたら雲泥の差ですよ。
もう少し三枚目の若手俳優を起用した方が良かったです。
それに較べてエヴァ・メンデスの若い頃を演じたラクエル・アレッシは、ほんとエヴァ･メンデスそっくりでよくこれだけ似てる女優を探し出したものです。
だからこそニコラス･ケイジとマット・ロングの違いが目立ってしまうんです。
それとニコラス･ケイジが３０歳の役は無理があるでしょう。
無理矢理カツラを装着して若作りしてるけど、どうみてもあつぼうより年上ですからね（笑）。

まぁ～アメコミやからこんなもんかって感じで観ると楽しめるかな･･･。

評価（2.5）