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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ シルベスター・スタローン バート・ヤング アントニオ・ターヴァー ストーリーは、ボクシング界のかつてのヒーロー、ロッキー・バルボアも今では引退し、地元フィラデルフィアで小さなイタリアン・レストラン“エイドリアンズ”を経営していた。妻エイドリアンは既に他界し、息子のロバートは有名人の父に反発して家を出ていった。もはやかつての栄光とエイドリアンとの思い出にすがって生きるのみだったロッキー。だがやがて、そんな心の喪失感を埋めようと再びボクシングを始めたロッキーは、次第にかつての情熱を取り戻していく。一方、無敵の現役ヘビー級チャンピオン、ディクソンは対戦相手に恵まれず、マッチメイクに苦しんでいた陣営は、伝説の王者ロッキーとのエキシビジョン・マッチというイベントを企画する。降って湧いた現役最強ボクサーとの対戦というオファーに対し、ロッキーはある決意を秘めこれを受けて立つのだった…。 ロッキーの1作目から30周年を迎えた伝説のシリーズを締めくくるために出来た続編です。 あつぼうの中ではロッキーシリーズは2作目で終わってたんですけどね。 というのも3作目以降は全然ロッキーの魅力を感じれなくなってしまって、特に5作目などは駄作と呼ぶに相応しい映画でした。 3作目と4作目に関しては主題歌を歌ったサバイバーだけが良かったかな。 だから期待もしてなかったし、観る気もなかったのですが、先に観た友達が無理矢理貸してくれたので嫌々観ました(笑)。 感想としては、この映画は今までのロッキーシリーズとは少し路線が違ってました。 今までは戦い、そして勝つ事に意義があるような映画やったからボクシングのシーンに力を入れてましたよね。 それがこの映画では、ボクシングよりも親子の絆やエイドリアンを亡くした心の傷を癒してくれる女性との出会いなどがメインになってました。 特に息子の葛藤は良く描かれてたと思います。 有名な父を持つ子供には、ありがちな展開やけど父の本当の気持ちを聞いた時の息子の変化に涙が出そうになりました。 これでシリーズを完結させるって事で少しロッキーを美化してる部分もあるけど、今までになく人間臭いロッキーが見れました。 なんか無理矢理世界チャンピオンと戦うように話をもっていってたけど、あくまで映画の中やから出来ることで現実には無理です。 50代で引退してたボクサーが現役の無敵チャンピオンと試合をするってありえないですからね。 この2人の戦いの結果は映画を観て知ってほしいけど、やっぱりスタローンも60歳になると体はブヨブヨやし動きも鈍いですね。 観ていて痛々しかったけど、ロッキーと同じ世代の人たちは応援したくなるでしょうね。 俗に言う希望の星ってやつです。 ロッキーが映画の中で回想するシーンがあるけど、ファンにはたまらないシーンがいっぱい出てきますよ。 ライバルのアポロや、名トレーナのミッキーなど懐かしかったです。 演技が下手なスタローンにはロッキー役がピッタリです。 悪い言い方をするならば、普通に喋っててもパンチドランカーみたいな喋り方やからリアルなんですよね。 次に公開される【ランボー4】でもセリフが少なかったらいいんですけどね(笑)。 無理のある設定やったけど、続編としては悪くない映画でした。 あまりにも美化されて完結するロッキーシリーズやけど、駄作の5で終わるよりもこの映画で終わってよかったです。 このシリーズをまだ観たことがない人がいたら1&2をオススメしますよ。 オープニングでテーマ曲が流れた瞬間、鳥肌がたちました。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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