|
テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2006年 アメリカ グレッグ・キニア トニ・コレット スティーヴ・カレル アラン・アーキン アビゲイル・ブレスリン ストーリーは、アリゾナ州に住むフーヴァー一家は、家族それぞれに問題を抱え、崩壊寸前。パパのリチャードは独自の成功論を振りかざして“負け組”を否定し、長男ドウェーンはそんなパパに反抗して沈黙を続ける。9歳の妹オリーヴはとうてい無謀なミスコン優勝を夢見て、ヘロイン常習のグランパは勝手言いたい放題。さらにはそこへゲイで自殺未遂の伯父フランクまで加わる始末。ママ、シェリルの孤軍奮闘も虚しく家族はバラバラ。そんな時、オリーヴに念願の美少女コンテスト出場のチャンスが訪れる。そこで一家は旅費節約のため、オンボロのミニバスに家族全員で乗り込み、はるばる開催地のカリフォルニア目指して出発するのだった。だがその道中、彼らは各々の問題と直面してその現実と向き合う羽目になるなど、散々なドライブに。そして、一家に衝撃的な出来事が起きてしまう…。 崩壊寸前の“負け組”家族の再生の道のりを皮肉な笑いと感動で綴るハートフル・ロード・ムービー。 サンダンス映画祭で評判を呼び、インディ作品としては異例の全米スマッシュ・ヒットを記録、大きな話題を集めた。 監督は夫婦でもあるジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス。 アカデミー賞を賑わした頃から、この映画に対するコメントは絶賛の嵐でしたよね。 まぁ~この手のインディー系の映画がアカデミー作品賞にノミネートされる事が珍しかったですからね。 やっとアカデミーの会員達もインディー系の映画の素晴らしさに気付いたのかな。 実際に自分で観て思ったのですが、この映画は素晴らしかったです。 無理に泣かせようとか笑わせようとしないのが良かったです。 家族全員が負け組なんですが、個々の個性の強さと明るさで全然暗い映画にはならなかったです。 逆に負け組でも、何か目的を見つける事によって変われるって事を教えてくれる映画でした。 目的地に近づくにつれて家族の絆も再生していくのですが、これだけ個性が強くてバラバラの家族の絆がどうやって再生していくのか必見ですよ。 この6人が乗る事になるミニバスなんですが、家族と同じで傷だらけです。 無事に目的地に着けるかどうかも心配になるミニバスなんですよ。 でもミニバスの存在ってこの映画にはなくてはならないキーアイテムなんです。 故障もするけど、その度に無意識のうちに家族で力を合わせて乗り越えていく事になるので、ほんと貴重な乗り物です。 キャストをみてると玄人受けするようなキャストでしょう。 ゲイで自殺未遂の伯父フランクを演じたスティーヴ・カレルが最高でしたよ。 まだまだ日本では知名度が低いけど、【40歳の童貞男】や【俺たちニュースキャスター】でも目立ちまくってます。 今が旬って感じの俳優さんなんで是非ともチェックしてみてください。 グレッグ・キニア、トニ・コレット、アラン・アーキンってヨダレが出そうなぐらい豪華キャストなんですが、これだけのキャストを相手に奮闘してた子役アビゲイル・ブレスリンも素晴らしいです。 とてもミス・コンに出場出来るような体系やないけど、おじいちゃんを喜ばすために出場する姿が感動しました。 そのおじいちゃんが教えてくれたダンスも良かったし、このダンスが家族の絆を確固たるものにしたと思います。 最近のロードムービーの中でも群を抜いてるって思えるぐらい良質の映画でした。 評価(4.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|