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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:メキシコ映画
2003年 メキシコ ディエゴ・ルナ ルーカス・クレスピ ヘスス・オチョア ストーリーは、隣人アンドレアに恋をしているハッカーのロロ(ディエゴ・ルナ)は、得意のコンピュータ知識で彼女の生活を覗き見している。それがアンドレアに見つかってしまったことで、ネネ(ルーカス・クレスピ)とトムソン(ヘスス・オチョア)に頼まれていたCDがアンドレアの映像CDと入れ違ってしまう。そのCDは、ロシアンマフィアとの取引のために用意したスイス銀行の口座へのアクセスコードが入ったもので、ダイヤモンドとの交換されるはずだった。そのためにロロたちはロシアンマフィアに追われるハメに・・・。3人は夜のメキシコシティを逃げ回る。ロシアンマフィアがたまたま入った理容室の夫婦、怪我を負ったネネが逃げ込んだ薬屋の夫婦を巻き込んで、果てない不幸のドミノ倒しが始まった・・・。 メキシコ映画で未公開作って事で本来ならスルーをしてしまいそうですが、最近注目してるディエゴ・ルナが出演してるのと、メキシコ映画界最高の名誉であるアリエル賞12部門ノミネート、6部門を制覇。他にもメキシコMTV映画賞7部門ノミネート5部門受賞、メキシコ映画ジャーナリスト賞“最優秀作品賞”受賞という受賞歴を読んで思わずレンタルしてしまいました。 これはおもわぬ拾い物でしたよ。 まず9人の怪しいキャラクター設定が見事やし、不幸のドミノ倒しって書いてあるとおり9人が揃ったあたりから恐るべき負の連鎖が始まります。 この負の連鎖がよく練られていて「なるほど~」って感心してしまいました。 ダイヤは人を狂わすって言うけど、普通の理容室の夫婦などが目の色を変えてダイヤを奪おうとします。 そりゃ一生遊べるような価値のダイヤが自分の手に転がり込んできたら誰もが普通でいてれないでしょうね。 このダイヤが呪われてるかの如く負の連鎖を起こすので、あんまり触りたくないですけどね(笑)。 全体的に小気味のいいテンポで楽しめるサスペンスでした。 展開の途中で注目させたい物を見せる方法も変わってましたよ。 嫌でもそこに目が行くように作ってるからキーアイテムを見逃す事がないです。 9人の登場人物の視線から描かれてるので凝ってる映像とともに面白かったです。 それにしても人がよく死ぬ映画なんですが、血がドバーと飛び散ったりせずに、意外とアッサリと死んでいきます。 かと思えば銃で撃たれても、走り回ってなかなか死なない時もあるし、ほんとメキシコ映画って不思議ですよ。 まだまだ海外のアート系の映画には埋もれた作品が多いですね。 こうやって拾い物を見つけて紹介出来た時ってほんと嬉しいです。 この映画もみんなにオススメ出来るぐらいのレベルなんで、観る機会があったら観てやって下さい。 これから先はメキシコ映画が注目かな。 評価(3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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