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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:邦画
2006年 日本 二宮和也 蒼井優 伊勢谷友介 宮藤官九郎 ストーリーは、義理と人情とヤクザの街・宝町。そこを根城として自由に飛び回る“ネコ”と呼ばれる2人の少年、クロとシロ。かつあげやかっぱらいをしながら毎日を生きる2人は一心同体。そんなある日、昔なじみのヤクザ・鈴木、通称“ネズミ”が街に戻ってきた。ずっと変わらなくみえた宝町に、再開発という名目の不穏な動きが見え始める。背後にチラつく謎の男“蛇”の影。やがて、自分たちの街を守ろうと抵抗を始めたクロとシロにも冷酷な“蛇”の魔の手が迫ってくる…。 クロとシロが住む宝町って昭和の日本を思い出させるような町並みでした。 再開発って名目でこういう町が消えていき、高層ビルなどが立ち並ぶ町に変化していくって今の日本を観てるようです。 大阪も昔は下町があって人情味溢れる町やったのになぁ~。 あつぼうが小さいときに住んでたところは、市営住宅を建てるって事で立ち退きさせられたのでなんか他人事のように思えなかったです。 フルCGではないアニメって久しぶりに観たけど、このアニメは全てにおいてレベルが高いです。 まず映像が素晴らしくて細かいところまで丁重に描かれてました。 闘いのシーンも迫力があるし、凄く奥行きのあるように感じた映画でした。 この映像をさらに素晴らしくしてるのが、クロとシロの声を担当した二宮和也と蒼井優の2人。 この2人ってやっぱり天才ですよ。 演技力は前から評価されてたけど、声優としてもずば抜けた才能を持ってると思います。 蒼井優が演じたシロって難しいキャラやけど、自然体で何の違和感も感じずに観れたのは蒼井優が凄いって事ですよね。 この映画ってカメラのアングルがグルグルと変化するような撮り方なんですが、スピード感があって好きです。 アニメやからこそ出来る事にチャレンジしてるって思うのでポイントは高いです。 唯一の不満がクロが悪と正義との間で葛藤するシーン。 なんかダラダラと長く感じてしまった。 大切なシーンではあるけど、もっと簡潔にしても良かったのでは? 殺し屋が登場してくるけど、不気味で怖かったですよ。 あんなんに付きまとわれたら殺される前に気が狂いそうです。 映画を観終わって凄く原作が読みたくなりました。 評価(3.7) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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