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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 土屋アンナ 椎名桔平 成宮寛貴 木村佳乃 菅野美穂 永瀬正敏 ストーリーは、江戸の遊郭、吉原。女衒に連れられ大門をくぐった8歳の少女は、玉菊屋に買われ、きよ葉と名付けられた。しかし、向こう意気が強いきよ葉は脱走を試みて捕まり折檻を受ける。そんなきよ葉に店番の清次は、決して咲くことのない吉原の桜の木に花が咲いたら俺が出してやるとなぐさめる。やがてきよ葉は、美貌も知性も兼ね備えた完璧な花魁・粧ひが面倒を見ることに。それでも脱走をやめようとしないきよ葉だったが、粧ひの挑発に乗せられ、自分も花魁になってやると啖呵を切るのだった。17歳となり、美しく成長したきよ葉は、ついに初めての客を迎える。生まれながらに女郎に必要な手練手管を身につけていたきよ葉は、瞬く間に江戸中の注目を集めるようになる。玉菊屋の花魁・高尾は、そんなきよ葉の人気に嫉妬を募らせていくが…。 人気漫画家・安野モヨコの同名コミックを、これが初監督となる写真家・蜷川実花が「下妻物語」の土屋アンナを主演に迎えて映画化したエンタテインメント青春時代劇。 先日ハッシーさんがこの映画の感想を書いてたけど、まさにハッシーさんが書いてたとおり土屋アンナの脱ぎっぷりが悪いです。 木村佳乃や菅野美穂が体を張った演技をしてるのに、主役の土屋アンナがあの程度では寂しくなりますよ。 別に激しいぬれ場を観たい訳でもないけど遊郭の世界を描いてるんやからもっと気持ちのいい脱ぎっぷりがほしかったです。 それと土屋アンナが花魁の役って凄く違和感がありましたよ。 原作を読んだ事がないんですが、あのハスキーボイスで花魁って設定に無理があるかも。 現代的に作ってるとはいえ、こういうところはもっとリアルに描いて欲しかったです。 花魁の化粧は現代的なメイクやったけどこれも監督の狙いかな。 映像や色彩をを観てるとソフィア・コッポラの【マリーアントワネット】を意識したのかなって思うけど原作もこうなんかな? あの映画でもキルスティン・ダンストに違和感を感じたけど、この映画でも土屋アンナに違和感を感じたあつぼうでした。 幼い時に遊郭に売られ女郎になるためだけに生きていく少女の苦悩をもっと表現してほしかったです。 逃亡を計るのは理解出来ます。 もっと内面的な苦悩を描いた方が良かったけど決められた上映時間では無理やったんでしょうね。 この映画では金魚がうまく使われてますよ。 女郎は金魚と一緒で鉢の中でしか生きれないって言葉はズシンときました。 玉菊屋の入り口の門にある水槽が幻想的で良かったですよ。 椎名林檎の音楽は個人的には凄く好きでこの映画にもマッチしてたと思います。 土屋アンナには違和感があったけど全体を通して観ると普通に楽しめた映画でした。 まぁ~男性よりも女性向きの映画ですよ。 評価(2.9) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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