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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベール スカーレット・ヨハンソン マイケル・ケイン デビッド・ボウイ ストーリーは、19世紀末のロンドン。華麗かつ洗練されたパフォーマンスで魅せる“グレート・ダントン”ことロバート・アンジャーと、天才的なトリックメイカー“ザ・プロフェッサー”ことアルフレッド・ボーデン。2人のマジシャンは、修業時代から互いを認め合いマジックの腕を競い合っていた。しかし、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とすと、その原因がボーデンにあったことから、アンジャーは彼への復讐に取り憑かれていく。そんな中、ボーデンはサラと出会い幸せな家庭を築く。一方のアンジャーも、美しく優秀なアシスタント、オリヴィアを得て、その華麗なステージが評判となる。しかし、2人の確執は一層激しいものとなっていくのだった。。 一流のマジックはタネや仕掛けのないことを観客に確認させる【プレッジ】、パフォーマンスを展開する【ターン】、そして最後に予想を超えた驚きを提供する【プレステージ(偉業)】の3パートから成り立つらしいです。 これってセロのマジックなどがそれにあてはまりますよね。 まぁ~セロの場合は観客もグルになってると思うけど(笑)。 クリストファー・ノーラン監督で思い出すのが【メメント】ですよね。 あの時間軸をいじくりまわした映画には衝撃を受けたけど、この映画では久しぶりに彼の時間軸へのこだわりが発揮されてました。 とにかく話がいきなり過去に戻ったりするので集中して観ておく事が大事です。 油断してると完全に置いてけぼりをくらう映画ですよ。 マジシャン同士の対決に期待した映画やったけど、2人のマジシャンの嫉妬と確執を前面に出した映画でした。 お互い相手のマジックの種を知りたくて色々な手を使ったり、相手に邪魔をされるとその仕返しをしたりと息もつかせない攻防が続きます。 このマジシャンの世界で二番煎じでは生き残っていけないから、相手より一歩先に行く事によって安らぎを得てるようでもありました。 相手のマジックの種を暴くのも自分がトップになるには必要なんでしょうね。 昔テレビでマスクマジシャンがマジックの種明かしをしてたけど、マジックの種明かしをしてるから命を狙われるので正体がばれないようにマスクを被ってるって言ってたけど、なんか今なら分かるような気がします。 マジシャンにとってはマジックの種は墓場まで持って行きたいものでしょうね。 物語の中で科学者エジソンとニコラ・ステラの確執も描かれています。 かの有名な【直流と交流との確執】です。 そこにマジシャンを絡めてくるあたりが面白いって思いました。 まぁ~このステラの登場でとんでもない展開になっていくのですが、これには賛否両論ですよ。 実際あつぼうも「そういう風に話を持っていくんやったら何でも出来るやんか」ってツッコミました(笑)。 どんな風にかは観てのお楽しみって事で・・・。 そうそうステラはデビッド・ボウイが演じてました。 久しぶりに観たら凄く老けててビックリしましたよ。 この監督の映画って1度目より2度目の方が楽しめるんですが、この映画も間違いなくそうなると思います。 ラストのオチを知ってから観直すと、セリフに秘められた謎や細かいところまで練られてる脚本に唸ってしまいますよ。 ラストのオチは「そうきたか~」って思いますよ(笑)。 あつぼうは嫁さんが入院する前に一緒に観たのですが、気になるところがいっぱいあったのでもう一度一人で観たんですよ。 いや~2度観てよかったですよ。ノーラン監督の凄さを知ることになるんですけどね。 これ1回だけ観てたらたぶん評価は2点台やったかも知れないけど、2回観た事によって3点台になりました。 字幕でなく実際に英語が聞き取れたらもっと楽しめたと思います。 評価(3.4) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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