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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:アメリカ映画
2007年 アメリカ ルディ・ヤングブラッド ダリア・エルナンデス ジョナサン・ブリューワー ストーリーは、誇り高き狩猟民族の血統を受け継ぐ青年ジャガー・パウは、妻子や仲間と共にジャングルで平和な生活を送っていた。ところがある日、彼らの村は都会からやって来たマヤ帝国の傭兵による襲撃に遭う。なんとか妻子を涸れ井戸の中に隠すも、捕らえられたパウは他の仲間と一緒に街へ連れ去られてしまうのだった。そして、干ばつを鎮めるための儀式の生け贄になりかけるが、奇跡的にその犠牲を免れたパウ。しかし、それも束の間、今度は“人間狩り”の標的として広場に駆り出され、傭兵たちが放つ無数の槍や矢から必死に逃げ回る。これを機にジャングルの中へ飛び込み難を逃れたパウは、妻子の待つ故郷の村を目指し走り続けるが…。 あの【パッション】で痛々しいシーンのオンパレードを撮ったメル・ギブソン監督最新作です。 やっぱりこの映画も残酷なシーンがあるから子供は絶対に観ない方がいいですよ。 R-15指定やけど、あつぼう的にはR-18でもいいくらいやと思います。 でもあつぼう好みの映画でもありました。 平和に暮らしていたのに一瞬にして奴隷となり、愛する妻子とも離れてしまうジャガー・バウ。 奴隷になっても彼の目から光が消えることはなかったです。 残してきた妻子のためにも生きて帰れなければって気持ちが目にもあらわれてました。 目の前で仲間が生贄になり命を落としていく中、彼は「まだ逝くわけにはいかない」って言うんです。 その思いが神に通じたのかは分からないけど、ここから彼自身の中で変化が起こります。 ちょっと余談になるけど、この生贄がおこなわれてるのは有名なティカル2号神殿であの階段を首が転げ落ちていくシーンは衝撃でした。 実際にマヤ文明には生贄をしていたという事を証明する記録が少ないらしく、メル・ギブソンが生贄のあったアステカ文明と混同してるってパンフレットに書かれてるらしいです。 後半の人間狩りのシーンでは、森を駆け抜ける爽快感がありました。 追うものと追われるもの迫力のある映像が観れますよ。 冒頭から散々やられっぱなしやった、ジャガー・バウが自分の森に帰ってきた事によってついに有利になった瞬間は応援してしまいました。 だいたいここまで1時間40分ぐらいは繋がれてるか逃げてるかでしたからね。 マヤ文明にもこういう侵略の歴史があるんやろうけど、人間の本能むき出しで襲ってくる傭兵達はリアルで怖かったですよ。 こういう時代には奴隷をえるために小さい集落を襲い男は奴隷、女は人身売買って構図があったんですね。 結局は弱肉強食の世界なんやけど哀しくなってきます。 主人公がどうみてもロナウジーニョに見えてしまうのが難点(笑)。 最後にこの映画は残酷なシーンなどが苦手な人はパスした方がいいかも。 映画としての出来はかなりいいと思うけど、なんせ残酷描写が多いですからね。 評価(3.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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