映画と小説の保管庫

２００５年　　アメリカ／イギリス　　
クノ・ベッカー　　スティーブン・ディレーン　　アンナ フリエル　　アレッサンドロ・ニボラ　　

ストーリーは、メキシコの貧しい家庭に生まれた少年サンティアゴ。家族と共に米国ロサンゼルスへと移住した彼は、次第に大好きなサッカーの才能を開花させていく。やがて20歳になったサンティアゴは、ニューカッスルのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身英国へと渡る。しかし、なんとかニューカッスルの練習生となったサンティアゴだったが、そんな彼の前には数々の試練が待ち受けていた…。　　

ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟）が製作を強力にサポートしたことでも大いに注目を集めたサッカー映画なんですが、結果的にはアメリカと日本では全然ヒットしなかったのが誤算やったでしょうね。
アメリカはやっぱりアメフト、アイスホッケー、そして野球の三大スポーツがあるからサッカーの人気がイマイチなんでしょうね。
ベッカムがアメリカのチームに移籍して活性化するようにも思えたけど、サッカーはアメリカ人の肌にはあわないのかな。
これがこの三大スポーツの映画やったらもう少しヒットしたでしょう。

内容は結構ベタなサクセスストーリーです。
恋人・嫌がらせをする選手・一流選手などベタすぎる展開が予想できるでしょう（笑）。
あつぼうはあんまりサッカーに詳しくはないけど、ドリブルやシュートのシーンは全然凄いって思えなかったです。
ＦＩＦＡが協力してるんやったら、もっとドリブルの巧い選手に足だけ演じてもらったら良かったのに。
あんまりにも簡単に突破されるディフェンスにも問題があるんですけどね（笑）。

すでに３部作という事が決まってるのですが、これから主人公は２部でスペインリーグに行き３部でＷ杯に行く事になってます。
続編もぞろぞろとスーパーヒーロー達が登場してくるらしいけど、次作ではレアル・マドリードに移籍するらしいので、この当時ならベッカムやジダンなどと同じチームになるって事ですね。
サクセスしすぎって思うけど挫折ばかりやったら面白くないですからね。

この映画の一番の見せ場がベッカムやジダンなどが登場してくるところです。
「うぉ～本物や」って思わず言ってしまいました。
ここらへんだけＦＩＦＡの協力がいかされてました。

とにかくサッカー好きの人が観たらいい映画ですよ。
別にサッカーに興味がないひとは、【オールドルーキー】などのサクセスストーリーをオススメします。

評価（2.8）