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カテゴリ:海外文庫
最近、赤ちゃんを抱っこしてる時間が長いから映画よりも読書に費やす時間が多いです。
いつもならファンタジー小説はスラスラと読めるけど、ちょっと時間がかかった本作です。 理由は感想を読んだら分かるかな。 タイムトラベラー 単行本: 496ページ 出版社: ソフトバンククリエイティブ 発売日2007/12/8 2007年ブランフォード・ボウズ賞「特別推薦作品」 ストーリーは、ピーターはロンドンに住む12歳。両親は毎日仕事で忙しく、ピーターはいつも約束を守らない父親とついに大げんかをしてしまう。見かねたお手伝いのマルグリットが知り合いの農場へピーターを連れ出すと、そこには物理学者のダイアー博士と6人の子供たちがいた。ひょんなことから、ダイアー博士の研究所へついていくピーター。そこで遊んでいるうちに、「反重力マシン」が動きだし、博士の長女ケイトとともに、時空を超えて18世紀へ! 衝撃で気を失っているあいだに、ポケットのお金と反重力マシンを泥棒に盗まれて……。 主な登場人物 ピーター 12歳。裕福な家庭に育った一人っ子。両親は仕事でいつも忙しい ケイト ダイヤー博士の長女。田舎でのびのびと育った女の子 ダイヤー博士 ケイトの父。物理学者 ウィラー警部 ピーターとケイトの失踪事件を担当する タールマン 反重力マシンを持ち去った人物 ギデオン タールマンに追われている金髪の若者 モリー ケイトの犬。ゴールデンレトリバー タイムトラベル(時間旅行)というのは夢であり、その夢を叶えてくれる装置があれば凄いですよね。 その夢を叶えてくれるのがこのタイムトラベラーなんです。 もともとはタイムトラベルのために作られた装置ではないのですが、偶然が重なってしまいピーターとケイトを1763年にタイムトラベルさせます。 3部作の1作目という事もあって、なぜタイムトラベルをしたのかなどは解明されてないので謎の部分が多いです。 最初はワクワクしながら読んでたのですが、なんとなくどこかで読んだ事のあるような展開になってきて途中から退屈になってきました。 目新しさがないというか、先が読めるというのか登場人物にもう一つ魅力がないのか分からないのですが読み終わった時に良かったとは思わなかったです。 1763年当時のイギリスをかなり丁重に描いていて映像が頭の中に浮かんできそうなぐらいでした。 いきなりこの時代にタイムトラベルをしたら誰もが戸惑うけどピーターとケイトの適応力には正直ビックリしました。 まだまだ子供の2人やからこそ戸惑いが少なかったのかな。 1763年にいてる2人はなぜか幽体離脱のようにして現代にあらわれたりします。 このおかげで現代は幽霊が現れたと思ってパニックになるし警察も行方不明になってる2人の行方を怪しんだりします。 なんかここらへんがご都合主義のような気がしました。 これから後2作が発売されるけど、1作目で散りばめた布石を見事にいかしてほしいものです。 評価(2.9) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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