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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
1998年 日本 田中麗奈 中嶋朋子 真野きりな あおい若菜 清水真実 小日向文世 ストーリーは、1980年代後半の四国、松山。高校入学を控えた15才の悦子は、ある日夕方の海で、逆光にきらめくボートを見る。その美しい風景に感動した悦子は、入学しボート部に女子部がないことを知るが、あの時の思いを抑えられず、女子ボート部を作ってしまう。たった一人で……。男子に混ぜてもらい練習を始めた悦子だったが、やがて何とか4人のメンバーを揃えることができたのだが……。 田中麗奈の初主演作という事もあったので興味があったけど今まで観てなかった映画です。 もう10年も前の映画になるんですよね。 この映画の田中麗奈はほんと初々しいです。 映画の中で全校生徒が「がんばっていきまっしょい」って言うシーンがあるけど、この言葉って愛媛県立松山東高等学校でおよそ40数年前から使われている「気合入れ」の掛け声らしいです。 新入生にしたら何事やって思うぐらい変わった掛け声やけど、その場にいたら一緒に言ってしまいそうです。 この卒業生で小説家の敷村良子がこの掛け声をタイトルにした小説が映画の原作になってます。 日本映画ってこの手の映画が多いですよね。 やってるスポーツを変えて色々と映画を作ってるから先が読めるけど面白くないわけではないです。 この映画では【ボート】やけど、今まで観た映画では【シンクロ】【スウィング】【相撲】【ラクロス】【カーリング】など多種多様なスポーツが映画に取り入れられてますよね。 ここにあげたスポーツ以外にもたくさんあるんでしょうね。 この先の読めるパターンが逆に安心感をもたらせてくれるのもあります。 以前にも書いたけど、こういう映画ではあまり努力を前面に出さないですよね。 気付いたら上達していて試合に勝ってって感じやからスポ根が好きな人には物足りないです。 あつぼうはどちらかと言うと血と汗と涙の結晶が実を結ぶって展開が好きです。 だからこの映画にも物足りなさを感じたけど、逆に高校生ならではの爽やかさがあって良かったですよ。 出演者達の演技もとても巧いって誉められたもんではないけど、演じてるよりも素の感じが出てて好感が持てました。 スポーツを通して成長していくのは、スポーツをしてきた人間には分かりますよね。 自分ひとりの力では乗り越えれない事でもチームワークで乗り切れる事があります。 【ボート】も全員の呼吸があってないとスピードに乗れないから、全員の信頼関係があってこそなんですよね。 全員の気持ちが一つになった時の一体感ってメチャクチャ気持ちのいいものです。 愛媛県で撮影されたのですが、ゆったりと時間が流れてるような自然が羨ましかったです。 大阪とは確実に時間の流れが違うなって感じました。 評価(3.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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