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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:邦画
2007年 日本 成海璃子 小出恵介 片瀬那奈 石川伸一郎 高田延彦 ストーリーは、内気な女子高生の相原リョウは、かけてくる友だちがいないからとケイタイさえ持っていない孤独な少女。そんな彼女はある日、公園でオモチャのケイタイを拾う。翌日、そのケイタイから若い男の人の声が聞こえてくる。それはリサイクルショップに勤める青年シンヤからの電話だった。2人はすぐにケイタイなしでも頭の中の電話で会話できるようになる。シンヤという話し相手が出来たことで、少しずつ周囲にも心を開いていくようになるリョウ。そして、ついに会う約束を交わす2人だったが…。 孤独な少女と青年が、聞こえるはずのないオモチャの携帯電話で繋がり、心を通わせていくさまを優しいタッチで綴る切ないファンタジー・ラブストーリー。 世間ではやたらと評価が高い乙一の小説を映画化したのですが、あつぼうは乙一の小説って読んだ事がないから変な先入観を持たずにこの映画を観れました。 原作を知ってると絶対に較べてしまうけど、知らないとスムーズに映画に入れますよね。 オモチャの携帯が繋がるって現実ではあり得ない世界が展開されていくけど、主演の2人の演技が素晴らしくて何の違和感もなく観る事が出来ました。 頭の中の携帯で繋がってる2人やから普通に会話するのではないので演技が難しかったと思います。 後でこういうセリフが入るって分かってるやろうけど、それを考えて表情だけで演じる事が出来た2人って素晴らしいですよ。 この2人って成海璃子と小出恵介です。 主人公のリョウは今時、携帯を持っていない少女。 学校では彼女以外はみんな携帯を持ってるけど、かけてくる友達がいないって理由で携帯を持たないのが寂しいですよね。 ほんとは心のどこかで自分の素直な気持ちを話せる友達がほしいって思ってたんでしょうね。 だから公園で着信音のなってるオモチャの携帯を拾ってしまうんです。 普通ならオモチャの携帯から相手の声が聞こえてきたら気持ち悪くなってしまいますよね。 最初は戸惑いながらも少しずつ心を開いていくリョウを見てると本当に自分の話を聞いてくれる友達が欲しかったって思いましたよ。 この緑の部分はちょっとネタバレかな。 観てない人は飛ばしてもオッケーです。 相手の青年が耳の聞こえないって設定も良かったです。 この事は最初に登場するのでネタバレにはなってないですよね・・・。 自分が伝えたくても声では伝えれないけど、この脳内携帯なら声で伝える事が出来るんです。 自分の声を聞いて相手が答えてくれる喜びがセリフなどにもあらわれてるけど、この設定にはおもわず巧いって唸ってしまいました。 繋がってる2人の世界には1時間のズレがあります。 この1時間のズレが最終的に凄く重要になってきます。 それともう一人、脳内携帯が繋がる相手に片瀬那奈。 この人の秘密も最後には明らかになります。 とにかく全体的にセリフが素晴らしくて言葉ってほんと大切やなって思いました。 評価(3.5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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